パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

時差ボケのせいか、悪夢を見た

 夜10時20分、日本。バス停でバスの時刻表を見る。ああ、もうバスはない。以前、私が働いていた会社の近くのバス停。なぜだか、同じバス停で友人も一緒にバスを待っている。

 

 「一緒に、タクシーで帰ろう」。私は個人タクシーをつかまえる。友人と二人で乗り込む。タクシーは走り出すが、運転手にどうも車の調子が悪い、すぐ近くに修理工場があるから行っていいか、と尋ねられ、うなずくと車は修理工場のような、倉庫のような場所に行く。

 

 修理工場に着くが、タクシーは一向に目的地に近付いていないのだ、と気づく。私は腕時計を何度も、見る。こんなに遅く帰ると母が怒る。どうしよう、早く、帰らなければ。降りたいんですが、と運転手に言う。修理工場の倉庫の中にいて、私は車を降りられない。それに、ここはどこだ?ここから歩けるだろうか。。。。

 

 午前3時。目が覚めた。それは、夢だった。私はパリの自宅にいた。時差ボケの頭で、悪夢を見たのだ、と気づく。

 

 こんな夢を見たのは、タクシーに乗らずRER(近郊列車)で帰宅して相当な時間がかかったせいだろうし、(RERを降りたくてもこの地域は危険かも、と降りてタクシーを拾う勇気がなかった)昔、仕事で遅くなりタクシーでしばしば帰ったせいかもしれないし、帰りの空港で最近、いとこの家が泥棒に入られた話をしたせいかもしれないし、友人が車を運転していたら車に力づくで乗り込もうとする男がいたーと話したせいかもしれないし、日本到着日深夜タクシーを降りてスーツケースを抱えて暗い夜道をイノシシを恐れながら歩いたせいかもしれないし、実家の工事のせいで友達との約束に遅れそうになったせいかもしれなかった。

 

 こんな夢を見るなんて!!!

 

 一時帰国は楽しいことも、発見もあったが、ストレスも大きかったのだ。こんなにも、気を遣っていたのだ。夢の中でまで、母の顔色を気にしてどうしよう、とオロオロしているなんて。夢の中で、自分たちの身の安全以上に母に怒られるーと心配していた。母の顔色をうかがうことに自分の全エネルギーを集中していた。

 

 私は全然アダルトチルドレンを卒業できていなかった。。。ふう。