やっとフライパンを買い替えた。
現在、パリはソルド(セール)中。
3年か4年くらい使った右のフライパンは、ありがとう♥と言いながら捨てた。卵焼きは問題なく、作れたが、ハンバーグがこびりついて、うまく焼けないようになってきていた。
新しいフライパンは、BHVデパートで購入した。
Lagastinaという1901年にイタリア北部発祥のメーカーのフライパンにした。
Lagastinaのサイト
そもそも、セール品はたくさんなく、26センチメートルのこのフライパンのセール品は売り場には、一個しかなかった。28センチメートルや30センチメートルはまだ残っていたが、この大きさが欲しかった。40%オフで35ユーロ程度だった。
BHVデパートでフライパンを探すとき、陶器が可愛いなあ、お洒落だなあ、セールになってるなあ、と他のものも見てしまい、結局、もともとのフライパンのお値段である50数ユーロは散財してしまった。いやいや、お得にフライパンもお皿もゲットした、とも言える。
新しいフライパン。
何を作ろう。
ラスカス(カサゴの一種)という魚の切り身が魚屋で目についた。
この魚を見るたびに、20年ほど前に南仏コート・ダジュール、エズ村のシャトーエザというレストランで食べ、美味しかったラスカスの一皿を思い出す。
シャトーエザのサイト
(現在、一番お手頃なランチコースが79ユーロのよう)
3年前に行ったエズ村
https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2020/08/23/125339
新しいフライパンは美しかった。
でも、その日、私は疲れていて、機嫌も悪く、魚を焼くシーンの写真は撮っていない。魚が気持ち良く焼けた。全くフライパンにこびりつかない。少し機嫌が良くなった。
ソースは適当。レシピは見ずにクリームフレッシュ、コンソメ、レモン、ケイパーを入れて作った。写真に写っている二枚のお皿がBHVデパートで新しく買ったお皿。
アルザスのリースリングと合わせた。白ワインは凄い。魚には白だなあ、ロゼじゃないよ(最近あまりロゼが好きじゃない。マイブーム的なものです。南仏ではロゼ飲みます)。私は少し酔っ払って、ワインが私の適当な料理の欠点をすべて補ってくれていると思ったのだった。