パリ徒然草

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オルセー美術館㊤ ルイ・ジャンモに感動

 第一日曜の無料を利用して、オルセー美術館に行った。ヴァン・ゴッホ展に入りたかったが、予約がいっぱいで入場することができなかった。ルイ・ジャンモ「魂の詩」展の最終日だった。

 

 ルイ・ジャンモ「魂の詩」展に感動した。

 19世紀の詩人・画家ルイ・ジャンモ(Louis Janmot,1814-1881)の展覧会。敬虔なカトリックで、カトリック精神に基づいた長編詩を書き、その詩の世界を表現した一連の絵画「魂の詩」を1835年から約半世紀かけて創作した。全作品をリヨン美術館が所蔵している。

 ジャンモはリヨンで生まれ、美術と並行してカトリックの哲学を学んだ。「魂の詩」第1部はドラクロワの推薦で1855年のパリ万博で展示された。誕生から大人になるまでの男性の魂の成長を描いたもので、彼の分身と言える幼なじみの女性が行動を共にする。

 写真はすべて「魂の詩」第1部より。

 

 展覧会には、「魂の詩」第2部、ジャンモのデッサン、他の画家の「魂の詩」に関連する作品などもあった。最終日に見ることができ、ラッキーだった。

 

前回のオルセー美術館企画展 2022年オルセー美術館ソフィ・カル展 https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2022/06/11/232418