パリ徒然草

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ボン・マルシェでビュランの四角、美しい 

 ストライプのインスタレーション作品で知られるフランスの現代アーティスㇳ、Daniel Buren(ダニエル・ビュラン)。パリに観光に来たことがある人なら、パレ・ロワイヤル庭園の中庭にある白と黒のストライプの円柱「ビュランの円柱」と言えば、分かるかもしれない。

 そのダニエル・ビュランがパリの老舗デパート、ボン・マルシェで1月からインスタレーションをしていると聞き、2月18日が最終日だと聞き、2月18日、滑り込みで見に行った。

 

 タイトルはAu Bon Marché(オー・ボン・マルシェ)をもじって「Aux Beaux Carrés(オー・ボー・カレ)」。カレ(四角)は、デパートのガラス天井でも、見ることができる。

 無理してでも、行って良かった。美しい四角たち。さすが、現代アートインスタレーションだ。ボン・マルシェデパートが美術館のように見えてくるから不思議だ。インスタレーションによって、ボン・マルシェの建物の美しさをも再発見してしまった。

 

 

 吹き抜けのガラス屋根の下に正方形をたくさん使った半透明のピンクと白の作品が吊るされている。ガラス屋根の下の2つの作品の間に、エスカレーターがあり、エスカレーターはおなじみの白と黒のストライプになっている。

 

 2階の展示室には、鏡張りの中、黄色と青の2つの小屋があり、面白い写真を撮ることができた。また、ダニエル・ビュランの活動を紹介するビデオも見ることができた。

 

 ボン・マルシェデパートの8つのショー・ウィンドーは青や緑、カラフルな市松模様。バックライトで照らされ、セーヴル通りも現代美術館のよう。

 

 ビュランのインスタレーションは第1幕と第2幕があり、第1幕は終了したが、第2幕は6月29日から8月15日。オリンピック開催時期に重なるので、日本からオリンピックを見に来ることがあれば、立ち寄ってみては?。

 【ボン・マルシェの前。横断歩道とビュランのストライプ、呼応してる?↑】