あああ、軟禁生活は少なくも、4月15日まで延長された。フランスのフィリップ首相が外出制限を延長する、と言った。そのうえ、もっと延びるかも。。。
3月16日から始まった軟禁生活、少なくも2週間延びるということで、計4週間ということになる。
正確には、フランス語では、閉じ込められているこの状態、confinement(コンフィヌモン)という。言葉の意味は、閉じ込められること、隔離、封じ込め、監禁など。完全に自由を奪われたわけではないが、お金持ちの囚人の暮らしに似ているのかなと思っている。
日本ではロックダウン(都市封鎖)と言ったりしているようだが、公共交通機関は減便されていて、仕事や通院などの特別な理由がないと警察に取り締まりを受けたとき罰金を払うことになるが、パリという都市を封鎖したりはしていない。
今日は軟禁11日目。トイレットペーパーやパスタ、米など備蓄する人が、多いようだが、それはパリの場合は今でも買える。
私が買っておけば良かった、今しばらくは買えないと悲しく思っている物は、
◎ジャンポールエヴァンのチョコレート
◎マリアージュフレールかルピシアの紅茶
◎観葉植物など、鉢植えの植物
である。
電気製品だと
◎ハイスペックなパソコン
◎新しいプリンター
◎きちんとケーキが焼けるオーブン
を買っていればよかった。せっかく、photoshopだとか、何かを学ぶチャンスの時間なのに、パソコン古すぎて、そうしたものを、受講することができない。パソコンはネットで注文しても最低一週間は配達にかかると聞いた。
買っていて良かったもの。
◎新しい携帯電話
◎好きな服
◎好きな下着
◎好きなCD
◎好きな香りのもの。(キャンドルや香水)
◎普段使っているスキンケア類
外に、出ないのなら、服はどうでもいいと思うかもしれないが、こういうときこそ、お洒落して自分を可愛がろう。自分のテンションが上がるのが大事だ。好きというのは、人に見せる以前に、私が着心地がいい、というのも含まれる。それに、仕事だと決められた服を着ないといけないが、今は好きな服を着ていいのだ。
数キロメートル先の老人ホームで16人が亡くなったり、外を少し歩いただけなのに、3人咳をしている人を見たりした。オペラ地区でも数日前、複数の不法侵入による盗難があっていたり、道路も、ゴミが舞っていたり、警察の取り締まりで罰金を払いたくないこと以上に、治安悪化と感染の心配が外出しない理由になっていきそうだ。
今日はバラの花とチョコレートを買った。ジャンポールエヴァンは買えないが、小さなお店が頑張っていた。お菓子屋さんは生活必需品を売る店と認められていて営業可能だが、従業員の安全を確保できないのが原因か、客が少ないこともあって閉めてしまったお店が多い。こういうときだからこそ、頑張っているお菓子屋さんを応援したい。好きに囲まれて、落ち着いていよう。
(3月27日撮影。職人さんの作るチョコレートは一粒で幸福をくれる)