レストランには行けなくなったが、食事には気を使うようになった。
こんなときこそ、体力をつけるためにもちゃんとしたものを食べよう、ということで、朝もバゲット、コーヒーに、ヨーグルトや絞ったオレンジなどを加えるようになった。お昼ご飯と夜ご飯をきちんと作るようになった。時間があるというのは贅沢なことだ。フランスもDeliveroo, UBER EATS などレストランの食事を配達してくれるシステムはまだ機能しているが、使ったことはない。パスタ、そのまま使えるパスタソース、缶詰めなどは、非常時用に残して手をつけてない。
ここ最近、キノコ入りオムレツ、クレープなどを作ったし、昨日のお昼が牛肉の赤ワイン煮込み、パン、チーズ、夜はカツ丼、グリーンピースの甘煮、キュウリとハムのサラダ、今日のお昼は、コロッケと天ぷら蕎麦だ。
(最近のお昼ご飯)
夫も週に2回程度作ってくれる。夫の料理は、私の節約料理とは違い、ブルゴーニュのワインを一本使ってたりしてくれて、美味しい。今朝は子牛のお肉を買って来た。きのこを探して、スーパーを3軒巡った、バターは、なかったから買わなかった、と言う。確かに、食料はふんだんにあるのだが、一部商品がときどき品切れしている。スーパー巡りをしてまで食材を手に入れ料理に精を出すより、宅配の食事を頼む方が政府の意向に沿っているのかもしれない。
(牛肉の赤ワイン煮込み)
「このお肉いくらだった? わー、エンゲル係数上がったね」
と、私が言った。
フランスでは、エンゲル係数一般的にあまり知られてからなかったようで、それ、何? という話になって、私もフランス語で、エンゲル係数は、Loi d'Engel(直訳すると、エンゲルの法則)と言うことを初めて知った。