パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

都市封鎖は愚策。マスクにも怒りがわいてきた

 最近読んだ記事の中で、日本とイギリスに住んだジャーナリストが日本の新型コロナウイルス感染者の方がイギリスよりも少なかった理由を分析していて、一つの理由として、完璧なロックダウンをせず日に当たっていたからでは? と言っていた。日に当たらないとビタミンD不足になる、と。つまりコンフィヌモン(封じ込め)自体が問題だったのかもしれない。それも2ヶ月も…。閉じこもってばかり暮らすのは決してからだに良くないと私も思う。

 5月には、それがやっと終わる、と期待していた。あるいは6月2日には終わる、と。だが、現実は? まだ、完全には何も終わってない。というか、これは「終わりの始まり」に思えて仕方がない。

 そして、怒りが湧いて来た。

 人がいなくても公共交通機関や駅ではマスク。
 そうしないと罰金。
 外に出れば、マスクが長時間になり凄く疲れる。 

 人をもっと信頼できないのだろうか。正しい情報を与えて判断させてほしい。個々人の判断で人が多いところでだけマスクを付けるようにできないものなのだろうか。

 私は3月ごろ自ら人混みや公共交通機関では布マスクをつけていた。WHO(世界保健機関)がマスクは有害ですらあると言っていた時期だ。予防のためのマスクだけれど、政府による罰金付きの義務になったとき、そして長時間マスクを付けるようになったとき、長時間になると、呼吸がしづらく疲れやすいと気づいた。酸素もたくさん取り込めず、血行が悪くなって代謝が悪くなり、免疫力が落ちて、ウィルスに感染しても重症化しそうだ。免疫が低下し、疲れやすい。家に閉じこもるのと同じだ。

 パリの、ある通りには、たくさんの人がとどまって唾を飛ばしながら大声で話している。野外だからマスクをしていない人が大半だ。警察は取り締まらない。私は危なくても、自転車用の道路をわざと歩いている。歩道を歩けば、1メートルの距離は保てない。歩道を歩けば、人にぶつかりながら、唾を受け止めながら歩くしかない。

 夕方になると、バスも通る通りの横の歩道いっぱいにお店がドリンクを客に与えて10人くらいが集って、歩道は歩けない、そういう場所もある。レストランやカフェ、バーがテラスOKになったからだろう。障害者や老人がそこを歩くのはますます危ないだろう。

 外に出かけたいけれど、出かけると、怒りが湧く。

 NAFNAFやCamaieu、Andere…生活に彩りをくれていた服や靴のブティックのブランドがいくつか、会社更生法を申請するなど経営の危機に瀕している、と聞いた。それ以外のブランドも厳しいのは変わらない。私は、こんなときだからこそ、頑張ってーという気持ちも込めて、好きなブランドの服は買っている。客はいつもほとんどいない。試着はできる店とできない店がある。少なくとも、ユニクロとkookaiは試着できた。格好良く見られるかよりも、自分が着心地のいい服を選んでいる。花柄や明るい色の服を良く着ている。

 この街を守りたい。洋服屋さんのウィンドウもカフェも、この街をいきいきと輝かせる文化の一部ではないのか。

 どうしてだか、からだがとても疲れている。急にコンフィヌモンがあり、自由を奪われ、証明書を持たないと出かけられず、罰金制。情報は毎日のように変わり、情報を追う日々。今もまだ、公共交通機関に、いつでもは乗れないのだ。ぼーっと暮せば、罰金135ユーロ取られることにも、なりかねない。手を洗ったりマスクをつけて健康にだけ気を配っていればいいというものでもない。

 そして何が真実なのか、という疑問。
 
 国際ニュース解説者の田中宇さんは、「既存のインフルエンザの致死率は0.07%だ。今回計算できた新型コロナの致死率は0.08%であり、既存のインフルエンザと近い」書いている。そして、「都市閉鎖はまさに愚策」と。そうかもなあ。

 コンフィヌモンを大統領に宣言されたときの違和感を思い出す。まるで、カフカの「審判」という小説の中に迷い混んだようだった。それなのに、海外在住日本人は、You Tube新型コロナウイルスの危険性を声高に叫んでいた。いや、専門家でもないし、実際、罹ったわけでも、しっかり新型コロナの怖さを自分の目で見たわけでもないよね? 

 インフルエンザでは都市封鎖など思いつきもしなかったのに、政府やマスコミが恐怖を煽った。人々は新型コロナは大変な病気だと思い込んで、今も恐れている。医師から診断書をもらって通勤しない社員もいる。既に無数の倒産、失業があり、貧困層と富裕層の格差がますます進むだろう。膨大な数の失業者が発生する一方で、この新型コロナ危機の約3週間の間に株で資産を100倍にした投資家もいるのだそうだ。紙幣はいつもよりたくさん刷っている。そのお金はどこに、行っているのだろう。

 「プランデミック」という映画がある。そこではアメリカの元研究者のジュディ・マイコビッツ博士が新型コロナウイルスは研究室で操作されたものと述べている。以前に日記で触れたフランスのノーベル賞受賞者、リュック・モンタニエ氏と同じ主張だ。ただし、矛先は、ホワイトハウスコロナウイルス・タスクフォースの主要メンバーの一人であるアンソニー・ファウチ博士やビッグファーマすなわち大手製薬会社である。

 ファウチ博士と言えば、オバマ政権下で武漢ウイルス研究所に370万ドルの資金援助をし、コロナウイルスの研究を委託していた、という記事を読んだ記憶がある。

 是非ここにある2つの動画「プランデミック」〈前編〉〈後編〉を見てほしい。

https://beat-the-corona.tokyo/?p=2726

 You Tubeにあげても何度も消された動画だそうだ。

 陰謀論として批判されているし、彼女の主張、一つひとつが真実でないと解説しているYou Tubeも見た。サイエンスの反論も読んだ。下記のウィキペディアも読んだ。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Judy_Mikovits

 ジュディ・マイコヴィッツ博士が語る内容が正しいのかどうか、調べたわけではない。多くの人が言うように、陰謀論者なのかもしれない。博士は医師ではないので、人の健康のことについて語っていることすべてを鵜呑みにしようとは思わない。例えば、私は自らマスクをつけて予防していたのに、博士はマスクを付けると免疫が落ちるからつけるな、と言う。

 にもかかわらず、博士が語る姿には、魂を揺さぶるものがある。無視できない凄味を感じてしまう。本気で語る姿というのは、言葉以上のものを伝えてしまうのだ。私はまだ、うまく消化できないでいる。だが、博士が書いた本「plague of corruption」が4月に発売され、アマゾンで売上一位になったと本の解説にある。それもまた、まぎれもなくアメリカという国の一面なのである。(その後このビデオは見れなくなった)

参照記事 
https://www.lemonde.fr/economie/article/2020/05/27/la-halle-camaieu-naf-naf-andre-plus-de-14-000-emplois-menaces-dans-l-habillement_6040903_3234.html

https://gamp.ameblo.jp/zsunsun55z/entry-12596182733.html

「映画「プランデミック」我々の命、自由、健康を支配する計画、パート1:ジュディ・マイコヴィッツ(前編)」 (11分29秒)
https://www.bitchute.com/video/aTSLR86irgBP/

「映画「プランデミック」我々の命、自由、健康を支配する計画、パート1:ジュディ・マイコヴィッツ(後編)」 (7分16秒)
https://www.bitchute.com/video/iw1V6Q9Ldrtf/