パリ徒然草

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パリ6区の老舗食堂ポリドール 

今週のお題「サボりたいこと」

 サボりたいこと、というか、食事作りをサボらせてもらって、レストランへ行った。

 パリ6区のポリドール(polidor)というブラッスリーに行った。1845年創業の伝統あるお店。パリ最古部類に入るビストロだ。リュクサンブール公園からも近いムッシュー・ル・プランス通り(Rue Monsieur le Prince)にある。

 19世紀にタイムスリップしたような内装。お店の説明にも、作家ヘミングウェイが訪れていたとか、ウッディ•アレンの映画「ミッドナイト イン パリ」がここで撮影されたーとあった。


 私は初めて。夫が行ったことがあって、何度か誘われたが、フランス料理を食べに行っても量が多すぎる、と感じることが多く、和食ばかり行って足が向いていなかった。店構えが素敵だったので、高級店かと思っていた

 今、ネットで探すとたくさん日本語情報があり、日本人旅行者にもお馴染みのお店のよう。「パリの大衆食堂!」とある。なるほど、ムニューMenue(定食)が2皿で14.5ユーロからーとリーズナブルなお値段だ。


 私は定食を選ばず、牛肉のブルゴーニュ煮込みにした。一口いただいて、美味しい!

 私が作った同じ料理より美味しい。盛り付けも素敵だし、勉強になるなあ、と思った。



 だが、半分くらい食べた時点で胃腸が苦しくなってきた。付け合せのマッシュドポテトも苦しくなる原因かもしれない。フレンチ、特に肉は重たいよなあ。だんだんと年を取って食べるのも体力勝負だなあと思った。美味しいのに残すのも申し訳ないしなあ。

 夫は定食を選び、ゆで卵のウッフマヨと仔牛のクリーム煮 (ブランケット・ド・ヴォー)。普通に美味しく食べていた。

 定食は、曜日で料理が違い金曜はお魚のようだ。気になる料理の曜日にまた来よう。また、いつか、サボろう。

 余談だが、「サボる」の語源はフランス語のサボタージュ。実はフランス語のsabotage(サボタージュ)の意味は妨害[破壊]工作で、経営者や戦時中の敵に損害を与えるために、工場などの建物や施設を故意に破壊すること。なかなか過激です。私のサボタージュは可愛いもの。。

 4月後半、夫が新型コロナに感染し、4日間は症状があり2週間ほど陽性が続き、その後も疲れていそうだったので、3週間ほど100%家事負担、床に毎日クッション敷いて寝て、掃除しまくりの生活が続いた。なぜか私はずっと陰性。。今頃、どっと疲れが...。サボタージュだー。



https://www.polidor.com/notre-histoire