パリ徒然草

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音楽の日を楽しもう 昨日は公園でラップ

 今日は、6月21日。fête de la musique (音楽祭)の日。

 昨日は、公園でラップのイベントに出くわしました。これもある意味、今日の音楽の日絡みでしょうか。結構人も集まりました。

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 このイベント、一曲ずつラッパーが交代して、マイクを使い回すので、新型コロナウイルス感染の観点からは、ちょっとだけ心配。司会者の人が何度も「アルコールジェルで手を拭いてください」と、呼びかけて、ラッパーはアルコールジェルで手を拭いた後、歌います。

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 ラッパーはさまざまなコスチューム。人種もさまざま。みんなフランス語のラップだったと思う。(他言語も少しはあったかも)。ダンスもあり、10代以下の子供も歌うなど、ほっこりしたイベントでした。人種も年齢も超えて、音楽を楽しむために集まっている感じがいいですね。

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 私は「Ⅰ am」というマルセイユのラップグループのコンサートに行ったとき、大勢の観客の中にいて、押されまくったことがあります。それに、比べれば、皆さん、しっかりソーシャルディスタンスされています。

 ラップと言うと、貧困街のイメージあるけれど、公園で子供たちも走り回りながらのラップのイベント。見回りに来た警察官も微笑みながら去って行きました。
 

 同じ時間、その公園から徒歩で行ける場所では、デモがあっていました。人種差別反対と警察の暴力反対のデモ、不法移民に関するデモです。そのニュースは大手メディアに任せます。

 一方で、私はフランスの移民問題を考えようと、怒れる移民を描いた「レ・ミゼラブル」という2019年の映画を見ようかと思ったりしていました。来週からはパリの映画館も営業開始されるようです。

https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c03076/

ドキュメンタリーではないけれど、これもまた、フランスの一面が描かれた映画です。


 この映画の緊張感とは、真逆のほっこりしたラップのイベント。私も拍手しました。私は、たぶん、ここにいた唯一のアジア人だったけれど、居心地が良くて、幸せな気持ちになりました。

 こういう時間を持てると、家の中にばかり籠もって悪いニュースに触れすぎるのも、精神衛生上はよくない気がします。

 今日も、音楽の日を楽しもう。

 今年は、中止と思っている方が多いよう。いやいや、細々ながらやっているところもあります。確かに中止になったイベントや、オンライン配信での開催も多いですけどね。

http://m.parisetudiant.com/sortir-programme-fete-de-la-musique.php

https://www.sortiraparis.com/scenes/concert-musique/guides/85937-fete-de-la-musique-2020-a-paris-le-top-20-des-bons-plans

ダンスや踊る感じのイベントが多いかな。

 5区のアラブ世界研究所にでも行ってみようかな。申し込みしようかと思ったら既に満席でした。これから行かれる方は、しっかり調べて行った方がいいかもです。