パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

シャルトル探訪記3 レストランと美術館の彩り

 レストランと美術館…。昨年10月末から現在まで3ヶ月以上新型コロナの影響で閉まっていて、私たちの生活から奪われている喜びの一つである(レストランは持ち帰りだけOK)。失って気づく、そのありがたさ。

 

 昨年6月のシャルトルでの写真を見返した。ああ、なんて幸せな彩りだろう。テラスで食べたレストランの食事。それに加えて、初夏の陽光も今はないものの一つだ。


f:id:clairefr:20210201121952j:image


f:id:clairefr:20210201122037j:image

サーモンのホイップクリーム添え
f:id:clairefr:20210201122118j:image

牛肉のタルタルステーキ
f:id:clairefr:20210201122155j:image

お魚のグリル 夏野菜添え

 

 色鮮やかに盛られた美しいお皿。プロの仕事。お皿の上に描かれた現代アートのよう。ピンクや赤や黄色、緑が鮮やかで元気が出る。

f:id:clairefr:20210201122245j:image

 写真だけで、この喜びは伝わるのではないだろうか。広々としたテラスで食事。


f:id:clairefr:20210201122333j:image

 

 大聖堂の正式名称はノートルダム大聖堂ノートルダムは「私達の貴婦人」の意味。まさに大聖堂(貴婦人)に抱かれているような街シャルトル。パリと違って、広々としていて、歩いている人も少なく、空気も美味しい。贅沢な時間が過ごせた。

 

 一方で、美術館見学も地方都市探訪の楽しみの一つ。日本にその絵画が来たら混雑し得るような有名画家の作品が、フランスの地方の美術館にこっそり数点あったりするので、地方都市に行ったときは時間が許す限り美術館に行く。

 

 シャルトル美術館(Musée Des Beaux Arts)は、大聖堂に隣接した場所にある司教館の建物で、絵画、彫刻、タピスリーなど年代も幅広い作品を見ることができる。自分のお気に入りを探すのが楽しい。私も心に残る作品があった。その作品たちをお見せしよう。


f:id:clairefr:20210203164655j:image

 ポール・セリュジエ(Paul Sérusier, 1864年11月9日 - 1927年10月7日)の「la musique(音楽)」。セリュジエはナビ派の一員として知られる
f:id:clairefr:20210201123018j:image

ジャン・シメオン・シャルダン(Jean-Baptiste Siméon Chardin, 1699年11月2日 - 1779年12月6日)の「le singe peintre(画家猿)」。


f:id:clairefr:20210203164751j:image

15世紀の多色塗りの木彫り


f:id:clairefr:20210201123111j:image

 聖母子像、時代を記録に残すのを忘れたのですが、雰囲気があった。


f:id:clairefr:20210201123213j:image

アレクサンドル セジェ(Alexandre Sege,

1819-1885)の「シャルトル」。

羊の群れの向こうのシャルトル大聖堂が印象的な絵画です。

 

 美術館の周り、大聖堂の裏はテラスのある公園になっていて、下の写真のような迷路のある庭を見渡せる。


f:id:clairefr:20210203165711j:image

f:id:clairefr:20210203170602j:image

f:id:clairefr:20210203170051j:image