フランスのマクロン大統領は3日、フィリップ首相率いる内閣が総辞職したことを受け、サルコジ元大統領の側近だったジャン・カステックス氏を新首相に任命した。昨日のニュースはその話題ばかりだった。フィリップ首相のファンだったので、今後TV画面で見る機会がなくなるのは寂しいなあ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93864.php
今日、改めて上記の記事を読んだら、おおっ、フィリップ首相が2年後の大統領選に出馬する可能性を示唆している。
新型コロナ対策の中、マクロン大統領よりも人気が出たフィリップ首相。大統領より首相が人気が出るのはフランスの伝統でもある、ともテレビの解説で聞いた。
大統領率いる与党(共和国前進)が6月28日の統一地方選で大敗したことを受けての内閣改造。躍進したのは「緑の党」であって、サルコジ大統領の「共和党」の名前はあまり聞かなかった。カステックス氏は首相就任とともに共和党を離党した、とある。
フィリップ元首相は共和党員のままだった。カステックス首相は、共和党を離党してマクロン大統領に忠誠を示し協力するということかもしれない。
カステックス首相は、経済危機への対応を強調している。フランス経済いい方向に行きますように。
マクロン大統領は、4月、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)には資本主義を作り変える力があると考えている、とフィナンシャル・タイムズに語っていた。大統領は、今の状況は「想像もできなかった」と言い、全ての国は今こそ「何か新しいものを発明」しなければならないと語った。
https://www.businessinsider.jp/post-211515
そういう意味でも、今後の動きに注目している。