今日7月15日からフランスはバーゲンセールが始まった。例年より少し遅いセール開始。
サン•ミッシェル通りのBenettonとSud expresseに行ったが、思っていた以上に客が少なく、とても丁寧な接客を受けることができた。はっきり言ってバーゲンにこんなに丁寧な対応だったのは、フランスで生まれて初めてだ。やはり世界は変わってしまったのだ。
ある意味、日本の接客に似ているというか、サイズ違い、色違いで準備してくださったりする。
既に60%オフの商品もあった。その2つのブティックは試着もできた。新型コロナウイルスに対応し、販売員は一人の試着が終わると、試着室をしっかり拭いていた。サイズが合うなら、今年は、バーゲンにしては、ゆっくり選べて、好みのものでサイズが合えば、本当におすすめである。
私はBenettonで、自分が思いもかけないデザインと色のタンクトップをたった15ユーロ(約1800円)で買えて、とても嬉しい。たまには自分の殻を破るような色やデザインの服も着たい。この街はそういう女性たちの欲望を叶えてくれてきた。ファッションウィークも開催されるモードの街、パリの洋服の選択肢の広さ、センスの良さ。感謝しないといけなかったんだなあ。
サン•ミッシェル通りを歩きながら、今のバーゲンの状態を喜んでいいものか、複雑な気持ちになる。
サン•ミッシェル通りは、ノートルダム大聖堂やサント•シャペル、ソルボンヌ大学などに近く通常なら学生や観光客で賑わう場所だ。
この通りの女性の衣料品店promodは、外出制限令解除以降に店を畳んでしまった。この通りのNAFNAFも現在は店が閉まっている。ネットニュースで読んだ限り、NAFNAFは再建型会社更生法の申請をしていて、再建するための買い手が決まって160店舗のうち125店舗を再開する予定のようだ。
そして、この通りはそれ以外にも、もともとはメガネ店、衣料品店だった店など5軒続けて貸し店舗の張り紙がある場所もある。
とても、悲しい。
せめて自分が好きなブランドだけでも応援しよう。自分の好きな服、靴、バック、小物などを買って、身につけて笑顔でいよう。
参考記事