距離的には近いのに、心理的にとても遠いという場所がある。私にとっては、オペラ座近辺がまさにそんな場所で、約5ヶ月ぶりにオペラ座近くに行き、プランタンデパートに半年以上ぶりに入った。
【プランタンデパートの中のレストラン】
20歳でパリに初めて来て、ヨーロッパをいろいろ旅行しても、盗難などの被害に遭ったことはない、と胸を張っていた。だが、昨年、百貨店、ギャラリー・ラファイエットのウィンドーの装飾で賑わう人混みの中で、スリに遭ってしまった。以来、この近辺に来るのがなんとなく苦手になった。だから気がついてみれば、その通りだけは、今日も通っていない。
プランタンデパートに行っても、いろいろ見ようという気持ちにはなれない。一気にエレベーターまで上の階に行き、そこだけ見て買い物して終わった。何も買わないつもりで来たのに、つい100ユーロ以上買ってしまった。
私が買った商品は50%オフ。現在、100ユーロ以上買うと20ユーロオフになるキャンペーン中なので、すごく得した気分になった。割引率がすごい。
【7月27日まで100ユーロ買うと20ユーロ割り引くキャンペーン中】
一方で好きなブランドの販売面積が減っていたり、営業していないスペースがあるなど変化も感じた。
【カフェプーシキンは営業していない】
夕方、地下鉄駅peltier近くにあるビストロ「Au General Lafayette オ・ジェネラル・ラファイエット」(52 rue La Fayette)に行ってビールを飲んだ。アールヌーヴォーの内装が美しい。
昨年までは観光客含めたくさんの人で賑わっていたデパートも、ビストロも、セール中でも人は多くない。待たずに試着できたり、ゆったりと座れたりする。オペラ座近辺を恐れず、行くべき時期かもしれない。