パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

ベイルートで大規模爆発

 8月4日午後6時(現地時間)頃、中東の国家レバノンの首都・ベイルートで、大規模な爆発が発生しました。今日の午後8時のフランス2のトップニュースはこれでした。

フランス2のニュース
https://www.france.tv/france-2/journal-20h00/1862575-edition-du-mardi-4-aout-2020.html

 このニュースでは、キノコ雲が見える大規模な爆発シーン、衝撃波、血まみれの負傷した人の映像が流れたので、ショックを受けました。

 23時ごろ、テレビを見たところ、死者は73人、負傷者は3000人以上と言っていました。まだ、増えそうです。原因は港の倉庫にあった硝酸アンモニウムではないか、と言っていました。

 イスラエルのネタニヤフ首相は先月27日、レバノンイスラムシーア派組織ヒズボラの戦闘員がイスラエル領内に侵入してきたため、武力で撃退したと明らかにするなど、レバノンイスラエルの緊張が高まっていましたが、イスラエルは今回の爆発への関与を否定しています。 

 ウィキペディアによると、レバノン政府は、市の第二位の穀物倉庫が破壊されたと話しているそうです。先月26日の日記にも書きましたが、レバノンはCOVID-19と3月のデフォルト(債務不履行)により食糧価格高騰中だったので、市民の生活が心配です。

 硝酸アンモニウムが原因と疑われているとすると、2001年09月21日、フランス南西部、トゥールーズ市のグラン・パロイーズ・AZF化学肥料工場での大規模爆発を思い出しました。