パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

レンタルしたアパートで事故

 夏真っ盛り。美しい景色。お天気も最高。毎日だって泳げるバカンス中。

 それなのに、ここ数日、頭が痛かった。

 パリーン、ガッシャーン、音がして、シャワーブースに行くと、夫がガラスの破片の中にいて、血をいくつか流していた。一瞬、何が起こったのか、分からなかった。

 シャワーブースの一枚のガラスが割れたのだ、と気づくまでに時間がかかった。ガラスというのはこんなに粉々に割れてしまうのだ。

 私は大パニックになってしまった(今、考えるとお恥ずかしい)。まずは夫の安全確認と、たくさんのガラスの破片の中、靴を投げてゆっくり移動してもらう。

 そして、ここは、自分たちの持ち物ではなく、お借りしているもの。家主に連絡を取った。割れたガラスの散らばったシャワーブースの写真もすぐに送った。

 家主は、すぐには駆けつけなかった。自分たちで1000枚以上に粉々になったガラスを掃除した。1時間くらい掃除した。それでも、ガラスの破片ヲ三日間は見つけた。

 家主は電話で一枚のガラスではなく、新しいシャワーブースを買うと言った。そして何度かSMSを送って来て、保険でなんとかしろ、と私たちに迫って来たので、家の保険やカードの保険など、いくつもの保険会社に電話した。だが、難しいようだ。

 夫は何も強く押したりしていない、と言った。
それが新しいシャワーブースではないのは、明らかだった。ガラスとはいえ、車輪がついていて、開け締めできるようになっているので、その車輪部分が少しずつ劣化していたと私は思う。とはいえ、ガラスというのは、温度の変化だけでも割れることもあり、本当の原因は私には分からない。

 とりあえず、何枚か原因となりそうな部品の写真を撮った。

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 今は、そのお金を誰が払うかで、トラブルになっている。家主は借りているアパートの横に、新しいシャワーブースキットの組み立て部品を置いてきた。だが、私たちが新品のシャワーブースをすべて支払わないといけないのだろうか。そうなると、5万円はするだろう。割れたのは一枚だけで、残りの3枚は残っていたのに。

 家主には申し訳無いと思うが、このアパートを借りたのは私なので、私も夫に危険を晒した責任を感じている。血が出ているところの写真を撮った。相手があることなので、今は、詳しくは書けないし、写真も特定できるようなものは載せられない。

 もちろん、予約したサイトとも連絡を3回取った。

 今はそのアパートをすでに出発した。そうは言っても滞在中に、ガラスが割れたのは確かだし、トラブルを抱えるのも面倒なので、夫が思う金額だけ一応置いて、出発した。怪我をしたり、障害が残ったりしなくて、本当に良かった。こちらの方が危険に晒したと訴えることもできる事例とは思うが、大事にならなくて本当に良かった。滞在は楽しかったので、訴えたいとは思えない。今後の展開はまだ分からない。