パリ徒然草

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初夏の広々としたヴェクサン自然公園

 凄く行きたい場所があった。5年ほど前に行って、また行きたかった。

 6月か7月の晴れた日に行こう、と決めていた。

 実は去年その夢を叶えようとして、マントラジョリーの駅前で転倒して怪我して、夢はかなわかった。

 それほどまでに強く行きたいという情熱を持てることが不思議だった。

 さらに、コンフィヌモン(外出制限)の後だからこそ、広々とした景色が見たかった。

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 両方一度に叶った。

 強く願えば叶うものなんだ。

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 ありがとう、バスの運転手さん。ありがとう、自分自身のからだ、自分の足で歩けたこと。ありがとう、Google map。

 バスもネットでは調べきれず、たまたま運転手さんに話しかけて乗ることができた。その道を歩くことに決めたのも偶然、その道を見かけてピンと感じる直感が働いたからだった。

 もっと凄い絶景はあるだろう。ドローンや飛行機やヘリコプターから見る絶景ほどじゃないかもしれない。

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【5枚の写真はすべてラ ロッシュ ギヨンからの自然道からの景色】

 それでも、地に足をつけて一歩一歩踏みしめながら見渡すヴェクサン自然公園(parc naturel régional du Vexin français)の初夏の広々とした景色が好きだ。

 ここは、車やバイクや自転車で回っても素敵な地域。でも、私の歩いた道は徒歩でしか歩けない。勾配もあり、舗装されていない自然道で木々の中を歩く。時々、広々とした穏やかな見晴らしの良い景観が拓ける。

 その絶景は写真では伝えきれない。180度以上の景色を撮影できるビデオの方が分かりやすい。

 歩いたのは、ラ ロッシュ ギヨンからヴェトイユまでの自然道。

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【庭園から見るラ ロッシュ ギヨン城】

 ラ ロッシュ ギヨンのお城についてはこのブログでどうぞ。今回は城には入場しなかった。
http://franceartsanpo.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

 ヴェトイユは印象派の画家、クロード・モネがまだ成功する前の貧しかった時代に暮らし、最初の妻、カミーユを失った場所でもある。

 ヴェトイユとモネについては、こちらのブログでどうぞ。(どちらも5年前に行ったときの私のブログです)
http://franceartsanpo.blog.fc2.com/blog-entry-15.html?sp

 今回はヴェトイユの教会は閉まっていて中に、入ることができなかった。モネの家は見つけたが、残念ながら、思い描いていたような家ではなかった。150枚もモネはここで絵を描いたのに、その絵の写真を持っていかなかった。

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 歩き疲れて今回はヴェトイユでは、最終バスが来るか心配しながら、長時間待っていた。今度は150枚の絵の写真を持って行こう。宿題ができてしまった。

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【2枚の写真はヴェトイユの教会】