パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

日本帰国かなわず、代わりに手紙とチョコを送る

 03-3595-2176に電話した。厚生省の外国からのコロナ対応の部署だ。フランスから電話する場合、最初の0を取って81を付ける。

 

 もともと無理だろうと思っていたが、やっぱりの回答で、簡単に帰国できる状況にない。それでも、電話したら、担当者は、すぐに、答えてくれた。内容は厳しくても、日本的な言葉の柔らかさですぐに答えてくれただけでも、ありがたい。

 

 オランダの配送会社に電話しても電話しても答えてくれない(20回以上電話した。電話がつながってアナウンスを繰り返し聞いた時間だけでも合計4時間以上。来月の電話代どうなっているかな)状況を経験した後の私にはありがたい。たとえ、厳しい答えであっても、すぐに、返事をくれるだけでもありがたいものだ。

 

 フランスから日本に帰国した場合、PCR検査結果が陰性の場合も、公共交通機関を使用せずに自宅又は宿泊先へ移動し、14日間の自主隔離を行うとともに、保健所による健康確認を受けることになっている。地方在住だと、成田、羽田、関空からの飛行機にすら乗れないので、なかなかそれを実現できない。

 

 車をレンタルして、自分で運転する、ホテルに14日間缶詰め、などが解決策だ。そして、家族等に、感染させたら、ニュースの張本人になってしまう。

 

 代わりに手紙を書いた。

 

 「不本意ながら出席がかないません事、大変申し訳ございません。フランスから日本に帰国した場合、PCR検査結果が陰性の場合も、公共交通機関を使用せずに自宅又は宿泊先へ移動し、14日間の自主隔離を行うとともに、保健所による健康確認を受けることになっていて、それを実現できません。当日はお参りすることが出来ないこと大変残念に思いますが、遠くからご冥福をお祈りさせていただきます。帰国の際に、改めてお参りさせていただきたく存じ上げます」

 

 そして、チョコレートとこの手紙を封筒に入れた。長旅になるね。私の代わりに旅してね。


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