パリ徒然草

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友達の家へ郊外へ

 友達の家にお邪魔して、お庭でアイスティーとケーキをいただいた。友達の家は18世紀の執事の家だそうが、私にとってはお城のようだ。友達がケーキを焼いて準備してくれて、皆でティータイム。

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 友達のご主人は、コンフィヌモン(外出制限)の間自分の仕事は全く問題なく、自然の中でのんびり仕事ができて大満足している。近所の人も3月半ばにコンフィヌモンが始まったとき、まるでヴァカンスと喜んでいたようだ。なるほど、近くには森。庭には花が咲き、広々としていて、癒やされる。

 にもかかわらず、友達のご主人(フランス人)は、フランス政府の今回の新型コロナウイルスの対応は批判していた。日本や台湾のように死者がフランスより随分少なかった国があるのに、フランスは準備が足りなかったのだ、と話していた。政治家や官僚のマスクや防護服の準備不足が問題だった、と。アジア人が皆マスクを3月初めつけていたのに、フランスではマスクを付けている人を病気の人を見る目で見て恐れていた、と回想していた。ドイツに比べてフランスの人工呼吸器は少なく、韓国やドイツに比べて遥かにフランスのPCR検査も少なかった、と。そして、今、コンフィヌモン後、誰もが今後の不況、失業者の増加を心配している。(流暢なフランス語で話されるので私はすっかり聞き役。)

 友達の家の近くの森がとても美しかった。風が心地よく晴天の1日。


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 今日もいい1日だった。