パリ徒然草

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日本で若い女性の自殺が増えていると仏新聞までもが報道

 日本では最近、若い女性の自殺が増えているーとフランスの左派の新聞リベラシオンに掲載された。特に専業主婦の自殺が増えている、とも。

 

 その記事の一部、抜粋要約すると、「8月、日本で記録された自殺者数は、1,854人。前年と比較して15%増加しました。しかし、専門家が心配しているのは、女性に見られる目覚ましい増加です。女性で40%増(男性の 5%増に対して)30歳未満だと、75%増です 」

 

 30歳未満だなんて、若くてまだまだこれからなのに、もったいない。

 

 デイリー新潮の記事でも、女性の自殺増加の分析があり、女性の方が非正規雇用が多く、新型コロナウイルスによって影響を受ける割合が高い、観光業、飲食業、サービス業などで働く女性が多く、新型コロナウイルスによる経済的な打撃を受けやすいことなどが書いてある。

 


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 専業主婦は、新型コロナウイルスの影響で家に籠もりがちなのが良くないのか?それとも、夫がテレワークで家にいるようになり、負担がさらに増えた影響だろうか。

 

 外国の新聞に取り上げられることが、不名誉な、この内容。日本に住んでいない私がさらにこの記事に注目するのは、大きなお世話かもしれないが、女性じゃなくても、専業主婦じゃなくても、日本人の心の健康が心配になってしまった。



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 もしかして新型コロナウイルスの恐怖を植え付けられ閉塞感のある社会になっていないか?

 

 外出自粛で日光を浴びない状況が続けば、セロトニン(脳内で働く神経伝達物質で「幸せホルモン」と呼ばれる)が減るので、生物学的にみても危険な状態。さらにマスクをし続けることが酸素不足を生み、幸せを感じないようにしてしまう。

 

時間を見つけて好きなことをできるだけしよう。

太陽を浴びよう。

深呼吸をしよう。

時間を見つけてからだを動かそう。

自分で自分を褒めよう。

あ、かと言って何もしなかったとしても、それでいいんだ。休むのも大事だよ。いつもお疲れさま。


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 人間は生きているだけで価値があるんです。

 今持っているものに感謝しよう。自分のからだや感覚だって、自分自身では作れない不思議で貴重なものだ。その五感を使っていろんな経験をできるって、凄いことだ。ありがたい、すなわち、なかなかあり得ない、奇跡なんだよ。

 

 後、ネットやスマホの使いすぎに注意。5Gの危険性を指摘する人たちがいるが、4Gであっても電磁波はどうもからだに良くないと私自身が感じるので、私は音楽は絶対YouTubeだとかネットでは聞かないようにして、CDだけで聴いている。

 

 一番、いいのは優れた生演奏や生の歌を聴くことだと思う。好きな音楽を生で聴けたら、幸せホルモンたっぷりになる。私たちの脳はその微妙な違いが分かる程に優れている。

 

 人や動物との触れ合い、小鳥のさえずりを聴く、お風呂に入って温まる、機械とは無縁のそうしたことが幸せホルモン、セロトニンをたくさん与えてくれる。

 

参照記事

https://www.liberation.fr/planete/2020/10/09/le-japon-face-aux-troublants-suicides-feminins_1801866