パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

にぎやかなパリ 新型コロナウイルスの死者数に現実感なく

 11月11日、曇り。1918年11月11日休戦記念日で祭日。

 

 朝から30分ジョギング。予定よりも出発が遅くなり、結構な人が走っていた。とにかく無理しない。疲れたと思ったら歩く。人を避ける、がモットー。写真も撮らなかったので、下の写真は以前に撮影していたイメージ写真だ。(ロックダウン中は野外の写真はその日の写真でないことが多いと思う)


f:id:clairefr:20201112045958j:image

 

 後は、家にいた。鉢植えに水やり。お香を焚く。コーヒーを飲む。読書。ネットニュースを読む。ゆっくりお風呂に入る。友達とSNSで連絡を取る。

 

 先週、友達が子供の送り迎えで私の家の近くに来たことがあったが、その学校は私の家から1.7キロメートルくらい離れていたし、友達に会うのは禁止だから会わなかった。代わりに友達にもらった靴を履いている写真を送った。

 


f:id:clairefr:20201112045031j:image

 

 その友達にフランス語で、こんな内容のメッセージを送った。「ル•クレジオのフランス語の本をたくさん持っているが、なかなか読み進まない」。

 

 少し読んでは、辞める。背表紙だけ読んで、ネットで日本語のあらすじを読んで読んだ気持ちになる。「ル•クレジオのフランス語の文章は美しい」と友達は書いて応援してくれた。頑張ろう。

 

 新型コロナウイルスについては、全然現実感がない。一回目のロックダウンは救急車のサイレンがひっきりなしで、葬儀屋の車もアパートの前に、停まるしで、人通りも少なく、緊張感があった。新型コロナウイルスを身近にある恐怖と感じた。突然、「死」がやってくるかもしれない、と恐れた。

 

 でも今日は、ジョギングしながら、バスケットしている青年たち、スケボーの練習している子供たちの集団を見た。それぞれ10人以上の集団だ。これでは普通の祭日だ。普通過ぎて違和感があった。新型コロナウイルスの方が現実に起こっていることなのか。

 

 11月10日のフランス全土での新型コロナウイルスによる死者が1220人だそうだ。パリとイルドフランス圏で88人、パリだけで22人。

 

 夫の同僚が今日、出勤して職場のドアを開けてもらうために電話していたら、その瞬間、携帯電話を力ずくで盗られて警察に届けた、と話した。犯罪には注意しないといけない。

 

 午後8時過ぎ、夕食の後寛いでいると、ノックする音。同じ階に引っ越して来たばかりの若い男の子で、ワインのコルク抜きを貸してくれ、と言われたので貸した。もしかして、ワインのコルク抜きも、ロックダウン中にスーパーで売ってはいけない物なのかも?