パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

クリスマスの13種のデザート 「所変われば品変わる」

 今日はクリスマスですねー。私の場合、午後8時ごろに集合する夫の家族のパーティーに参加するので、行く前にこのブログを書いておこうと思います。

 

 今年は私はデザートは担当しません。買ったアイスに加えて、お菓子を義妹が作ってくれるそう。何度か私が担当した年もあって、ブッシュ・ド・ノエル風の物を作っていました。夫の家族にはブッシュ・ド・ノエルを食べる習慣がないのですが、私はブッシュ・ド・ノエルへの強い憧れがあり、小さなブッシュ・ド・ノエルを買って食べたりしています。

 


f:id:clairefr:20201226013336j:image

【以前に自分で作ったケーキ】
f:id:clairefr:20201224230355j:image

【お菓子屋さん、パン屋さんの可愛いケーキ】

 私がデザート担当した年、フランボワーズを使おうと買ったとき、フランボワーズが一箱5ユーロしていたのに、昨日フランボワーズを買おうとしたら、一箱が1ユーロでした。傷んでいるフランボワーズは3箱1ユーロで投げ売りしていました。今年は昨日までは暖冬だったので傷みが早いせいかも。デザート担当でもないのに、安ーいと、ついついフランボワーズをたくさん買いすぎました。


f:id:clairefr:20201224230106j:image

 

 一方で、夫の家族に伝わるクリスマスの伝統の中に13種のデザートというものがあります。ドライフルーツやナッツ類、マジパンを使ったお菓子、生の果物などを13種類並べます。地味なお菓子たちですが、全部は食べ切れなくて持ち帰らせていただき、日持ちがするので長くクリスマスを感じることのお菓子だし、日本とは違う伝統を感じて、嬉しくなっていました。


f:id:clairefr:20201226002907j:image

【13種のデザートに入ってそうなデザートはこういうイメージです。私もマジパン、クルミ等で作ったこともあります】

 

 今日、いろんなブログやサイトを読んで調べたら、それは、今でも南フランス地方に残っているクリスマスの伝統で、13という数字は、キリストの最後の晩餐の客、つまりキリストと12人の使徒の数であり、キリスト教の習わしから始まったそう。


f:id:clairefr:20201226003040j:image

【八百屋さんに売っていました】

 

 「13種のデザートは、24日の夜に出され、真夜中のミサから戻ってから食べます。ゲストは13種すべてを食べなければなりません」などと書いてあって、夫の家族は信仰心がなさそうでミサに行くことはないのですが、お菓子の伝統だけが残っているということなのですね。


f:id:clairefr:20201224230713j:image

 調べたブログでは、変わらず登場するものとしてポンプ・ア・リュイル、ドライフルーツ、くるみなどが挙げてありましたが、私は、ポンプ・ア・リュイルというものを見たことがないので、南仏の中でも地域ごとに13種のデザートの中身は違う、所変われば品変わるということなんでしょうね。

 

 ヌガーやカリソンというお菓子も、13種に入れる所もあるそうですが、夫の家庭では見たことがありません。


f:id:clairefr:20201228182351j:image

 クリスマスのお裾分けとして、くるみは数日前、義母からいただき食べています。断捨離だーっと思って、物の整理と思い、滅多に使わないくるみ割りの道具を捨ててスッキリーと思ってた私でした。あちゃー😣。夫がDIYの道具の中から金槌を出してくるみを割っています。

 

 ああ、所変われば品変わる…ですね。


f:id:clairefr:20201224230539j:image