パリ徒然草

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待ちわびているウインドーの向こうの服たち 

 フランス全土(海外県を除く)で、コンフィヌモン(ロックダウン)中で、パリは、3月20日からからは、洋品店などの生活“非必需品”のお店は閉まってしまった。

 

 日本には、「衣食住」という言葉がある。衣食住とは生活の基盤を意味する。人が生きるうえで外すことのできない構成要件とされてきた。特徴的だと思うのは、3つの中でも、「衣」という言葉が、最初にあることである。

 

 「衣」とは、なんだろう。

 その一番の役割は、寒さをしのぐという、ことである。装うのは、ファッションで、人とのコミュニーケーションという考えも、ある。

 

 フランスはファッションの国だと思っていたのだが、3回のコンフィヌモンすべてで、大人の洋服のお店は、生活必需品に分類されず、閉まってしまった。ちなみに、過去2回のコンフィヌモンでは子供服の店も閉まったが、3回目の今回のコンフィヌモンは、子供服は生活必需品に分類され販売が許可されている。


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 私がお店で、手に取って、試着して、新しい洋服を買う機会は、なくなった。

 

 映画館、美術館、劇場、デパートなどが閉まり続けているパリ。歩いていても、寄り道する場所は少ない。時々、ひっそりとしたお店のウインドーの写真を撮る。


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 パリの街を歩いていた。上の写真、ちょうど、似たような服や靴、バッグ全部持っているかも、と思って、今日、写真を撮った。(靴やバックのお店も閉まっているお店が大半のようだ)。これなら真似できそう。今度、同じような格好してみよう。



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 ウインドーの向こうの服たちは、袖を通す誰かを待ちわびている。


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 春はお洒落したくなる季節。花柄や白、パステルなどの明るい色を着て、春の喜びを表現したい。


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 確かにコンフィヌモンになって、人と会う機会は、減っているけれど、まずは、自分が持っている服の中から、自分が着心地の良い、好きな服、今着たい色で、楽しい気持ちになろう。


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