夫の家族と9人で集まった。もう誰もマスクをせず、ビズ(フランスの挨拶のキス)もしていた。ワクチンによって新型コロナの問題は終わったかのように…
まずはシャンパンで乾杯。
シャンパンに合わせたおつまみは、Blinis(ブリニ)と呼ばれる小さなパンケーキに
タプナードを塗ったものだった。私は南仏のリュベロン地方で食べたタプナードを思い出した。タプナードはオリーブを使用して作るプロヴァンス地方発祥のペーストである。
参加者の一組は８月に南イタリアのアルベロベッロ付近に２週間滞在していた。文化もあり、海も近くいい所だが、午後は外を歩けない暑さだったと聞いた。
参加者のうちのほとんどが9，10月に旅行を予定していた。コルシカ島、ブルターニュ、ベニス…
私と夫には旅行の予定がないのだが、「どこか行かないの?コペンハーゲンがいいのでは?」と言われたりもした。
私以外はワクチンを接種済またはコロナ感染済だからコロナ以前と同じ暮らしでOKと思っているようだった。私もすべてのフランス語の情報をチェックしているわけではないのだが、フランスでは、日本に比べてワクチン接種者のコロナ感染の問題がテレビなどで取り上げられていない気がする。
「ル・モンド（フランスの日刊紙）にファイザーのワクチンは2023年５月まで治験中だと書いてあったよ」と私が夫の家族に話したところ、夫の家族に「そんなのデマだ」「専門の医学誌を読まずに言うな。新聞は嘘ばかり」と言われてしまった。
家に帰って、私のスマホで調べても、フランスの大手新聞ル・モンド、LCI(TFIというTV局も関係するメディア)など複数のネット記事に治験中と書いてある。一般の人が調べるのはこの程度ではないだろうか。
日本語だと、いくつかの行政のサイトにもはっきりファイザー社のワクチンは2023年５月まで治験中と書いてある。
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/wagamachi/detail/2889.html
申し訳ない。これ以上は調べない。何が真実かはそれぞれに任せよう。
さらに、「ワクチン接種によって死んだ人はいない（まあ、これは因果関係一件も認められていないからですね）」「ワクチン２回接種後、新型コロナに感染して死んだ人は一人もいない」と主張された。専門家的立場の方である。読んだり聞いている情報が違うのだろうが、逆に、この情報格差によってワクチン接種が怖いよ。ぶるぶる。。。
私はワクチンや新型コロナについては、一般のfrance２のTVやル・モンド、読売、朝日新聞などの記事とともに、公益財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター研究院の犬房 春彦先生のYou Tubeや苫米地英人博士のtwitterを見るようになった。
犬房 春彦先生のYou Tube「デルタ株死亡率は２回接種者は非接種者の４倍」
脳科学で博士課程まで終えている人で、ワクチン接種していない個人的な友人もいる。私よりも頭が良さそうでいろいろ分かっていそうな人の中にワクチン慎重派がいるので、私も慎重でいるという感じである。私としてはフランス政府が「マスクは必要ない」と言っていた去年３月にしっかりマスクしていた、あの慎重さと全く変わりないのだが。。
