パリ徒然草

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7月14日 カトルズ•ジュイエを祝う フランス各地でワクチン強制に抗議デモも

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 今年の「ル・カトルズ・ジュイエ」(7月14日、フランス革命記念日、祭日)は、夫の家族と集まった。楽しい時間だった。

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 シャンパンで乾杯し、長時間のおしゃべり。結局、6時間くらい一緒にいた。国の祝日を祝うとともに、甥のバカレロア合格と希望の学校への入学祝いも兼ねていた。

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 ル・カトルズ・ジュイエの恒例行事の航空ショー、凱旋門でのパレード、花火には、行かなかった。

 家に帰る途中、二日前にマクロン大統領が演説した衛生パスポートの適用範囲拡大等に抗議するデモ参加者とすれ違った。プラカードを持っていたり、黄色いベストを着ている人がいた。デモでは、人々はリベルテ「自由」を叫び、「健康独裁」を懸念する人が多かった。

 フランスの新聞ル・モンドのサイトによると、パリ、リヨン、アヌシー、トゥルーズ、モンペリエマルセイユなど、フランス各地で衛生パスやワクチン義務化に反対するデモがあり、約19000人が参加したという。

 デモには参加しなくとも、夫の家族の中にも、今回のマクロン大統領の新しい規制の内容に批判的意見を述べた人は多い。

 夫の家族の中にも、1人だけ、今後もワクチンを接種せず、映画館にも美術館にもレストランにもショッピングセンターにも、行かないーと言っている人がいた。理由を尋ねたら「強制されたら、絶対やりたくなくなるのがフランス人気質」と答えた。

 花火はテレビで見た。

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 フランスでは、1789年7月14日に、パリ市民がバスティーユ牢獄を襲撃して政治犯を解放し、これがきっかけとなって革命の行動が起こり、王政廃止になったので、その歴史的な日を祝い、国の祝日となっている。

参照記事
https://www.lemonde.fr/politique/article/2021/07/14/des-milliers-de-personnes-mobilisees-en-france-contre-le-passe-sanitaire_6088263_823448.html