サン•ルイ島にかかるマリー橋。
ずっと、マリーさんという女の人の名前と思っていた。
【右岸側の橋のたもと。橋の名前、Pont marie と書いてある↑のが見えるだろうか】
橋の中央の説明板によると、マリーは、橋の建設業者で起業家のクリストフ・マリーという男性の名前だった。「1614年10月11日、若き国王ルイ13世とその母、マリー・ド・メディシスが最初の礎石を据えた」などと書かれている。
橋は21年の歳月をかけて1635年に完成。古い橋ですねー。
パリ中心部に位置するサン•ルイ島には5つの橋が架かっているがこの日、2つの橋を通り、一つの橋を河岸から見上げた。
見上げたのはルイ・フィリップ橋。
新しいルイ・フィリップ国王を記念して1833年に作られたのがルイ・フィリップ橋。しかし、ルイ・フィリップは退陣に追い込まれ、この橋は1848年の2月革命で一部焼失してしまう。修復され、名前も「改革橋(PONT DE REFORME)」に変更。この名前は、1852年のナポレオン3世による帝政開始まで続いたが、再度、ルイ・フィリップ橋に戻された。その後交通量が増加したため、1862年、橋は石橋に架け替えられた。これが、現在のルイ・フィリップ橋。
シュリー橋を通った。
こちらは、橋の名前がくっきり見える。
シュリー橋はジョルジュ・オスマン男爵のパリ改造の一環として1876年に完成し、1877年8月25日に除幕された。命名はアンリ4世の宰相であったシュリー公マクシミリアン・ド・ベテュヌにちなむ。
シュリー橋の上から。
雰囲気いいですねー。
左手がシュリー橋
シュリー橋の下から。
左岸から見えるサン•ルイ島
シュリー橋は、サン・ルイ島の先端をかすめる形で二つの橋からなって左岸と右岸を結んでいる。2つの橋の名前が違った時代もあったのだが、今では2つともシュリー橋である。