ブローニュの森の中にあるバガテル公園に行った。8月末に行って以来だった。
8月に行ったことを書いたブログ
https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2020/09/17/163642
8月に比べるとすっかり冬の色。クリスマス風の飾りもある。8月中は入場料が必要だったが、冬の間は無料である。冬には冬の風情を感じる。
冬は人がいないので、貸し切り状態で、木の葉のアーチをくぐることができる。
公園内には19世紀にロンシャン修道院を模して建設された偽物の廃墟もある(上の写真)。
ルイ16世の弟で後にシャルル10世となるアルトワ伯 Comte d’Artois が義理の姉のマリー・アントワネットと3ヶ月で完成するかどうかの賭けをしてバガテルの館を建てたのだが、説明板によると、「アルトワの冷凍庫」の上にこの廃墟が建っていた。地下の冷凍庫で冬の氷を保存し、1年中、冷たい物を食べることができたのだ。修復を進めていて、廃墟は2017年に補強工事を終え、近年では冷凍庫の調査をしている。
私は、バガテル公園が好きで年に2回は行っている。四季折々の良さがある。
毎回1-2時間程度の滞在なので、全部見るわけではなくて、毎回発見がある。四季折々の花や木々の色があり、楽しむことができる。
写真で見ると、8月に来たときも見事に人がいない。今回は寒いのでますます人はいない。でも、動物や鳥はいる。今回は、サンドイッチを食べようとしたら孔雀が寄ってきて、生ハムを狙われ、ゆっくり食べることができなかった。
野外で食べると、動物たちにしばしば食べ物を狙われる。10月のブローニュの森では猫にサンドイッチの中の鶏肉を狙われて逃げ惑いながらサンドイッチを食べた。少し与えると猫が私以上に美味しそうに食べていた。(食べるのと逃げ惑うのに一生懸命で写真がないのが残念)
見事に人のいない公園で動物と戦いながら、食べるのも楽しい。
バガテル公園のスファンジュについての日記