パリ徒然草

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新型コロナの薬㊥ 風邪のとき効いた薬も

 私の場合、オミクロンだった可能性が高いと思っている。日本のSNSでも、オミクロンに感染し、喉が強烈に痛い、と書き込みしている人たちを見かけた。とにかく発症3日目以降、水を飲んでも、つばを飲むだけでも喉が痛かった。コロナ発症中は水を飲むべきというのだが、飲みたくないほど痛いのである。耳鼻咽喉科に行くべきでは、と悩んだほどだった。

 

1,Maxilaise(オレンジ色の錠剤、喉の痛みに対応)

 そんなときに、気持ちだけでも和らげてくれた薬、それがこのオレンジ色の錠剤だ。私が喉用のスプレーを買おうとしたら、薬局の人が勧めてくれた。5ユーロちょっとだった記憶(買ったときは、新型コロナの陽性が出たショックもあって、頭が朦朧としていた)。食事中に1錠、1日3回飲んだ。炎症を抑える薬。

 

 

2,Fervex(粉状、寝る前に熱いお湯に溶いて飲む)

 この薬は広く知られている。フランスでは風邪のときに飲む薬という認識。寝る前に熱いお湯で溶いて飲む。すると、汗が出る。そして、翌朝は大分良くなっているイメージ。以前に飲んだことがあったので、薬局で症状を話さず、これくださいと購入。ただし、パラセタモール(paracetamol)を含む他の薬と一緒に飲まないよう書いてあって、解熱剤に含まれているので注意が必要。

 

3、amoxicilline Mylan(抗生物質、錠剤を水に溶かして飲む)

医者に行って処方箋をもらって出してもらった薬。antibiotique抗生物質である。

 白い大きめの錠剤を水に溶かして飲む。朝夕2回。6日間飲んだ。あれ、新型コロナは抗生物質が効かないのでは?と思ったが、医者に出していただいたということで、信頼し、安心して、6日間飲んだ。そのおかげか、喉の痛みも大分取れた。

 

4,解熱剤、痛み止め Doliprane(ドリプラン)とDafalgan(ダファルガン)

 Doliprane(ドリプラン)がフランスでは有名だが、どちらの箱にも中央に痛みと熱(Douleurs et fievre)と書いてある。1日に3粒以上服用しないこと、などの注意書きがある。パラセタモール(paracetamol)を含む薬なので、2とは一緒に服用できない。

 水で錠剤を飲むのだが錠剤がかなり大きい。半分に割って飲んでいる。強い薬とも聞いたので私は半分しか飲まないときもある。発熱中だった最初の2日間だけ飲んだ。

 

5,Lysopaine(リゾパイン)。トローチみたいな薬

 日本でいうトローチみたいな喉の薬。トローチというより2015年まで日本で売られていた明治製菓カルミンみたいな食感と味だった。

 一箱に2本プラスチックのボトルの容器が入っていて持ち運びに便利。

 

  こうした喉用のドロップについては違った形状、様々な味のものが出ている。

 

 これ以下は、これまでの風邪には有効だったが、今回あまり効果を感じなかった薬である。ただし、個々人の症状も違うし、過去の風邪には有効だったので購入したので、一概に悪いというものではない。

 

6、喉用のスプレー

 たくさんの種類の喉用のスプレーが薬局に売っている。6種類くらいある中から喉用のスプレーをひとつ選んだ。風邪を引くとすぐ喉をやられるので、喉用のスプレーはほぼ毎回買うのだが(日本だとのどぬーるスプレーなど)、今回は喉用のスプレーはいまひとつだった。この商品が悪いのではなく、喉が痛すぎて、直接吹き付けると、涙が出るほど痛かった。だから、せっかく買ったが、あまり使わなかった。6.5ユーロ。

 

7, Sirop (シロップ、喉用)

 喉用シロップです。8€程度で購入。付属のスプーンかカップで決められた量を測って飲む。大人は10mlを1日3回まで服用可能。いずれもハーブが使われている。フランスでは風邪を引いて喉が痛いとと、シロップを飲めと薬局で勧められて買って飲むのですが、私はあまりシロップの効果を感じないタイプ。そう言いつつも今回、以下の2瓶をすべて飲んでしまいました。ただし、飲み終えても喉は改善していなかったが、3本目は買わなかった。

8,perubore inhalation (飲まない。ハーブ。息を吸って吐いて喉と鼻の痛みを和らげる)

 フランスでしか見たことのないハーブの薬。大好き。飲んではいけない。口には全く入れない。熱いお湯に金色のカプセルみたいな薬を入れる。ハーブの香りが充満する。タオルを頭から被って、息を吸って、吐いて…。ハーブの効果が素晴らしい。通常の風邪には重宝してきた。一発で鼻が通ることがある。ただし、今回は強烈な喉の痛みのため、1回だけ真剣にやって、後は、やらなかった。

 

 (注)ここに書いたのは個人の感想です。飲み合わせ、アレルギー等もあり、実際の服用は説明書を良く読んで、症状に合わせてくださいね。

 今回、書いてみて、ハーブだとか、BIO(有機栽培由来)の薬が何点かあり、日本と違って、ハーブを使った自然素材の薬が結構、薬局にも売られていたんだと気づいた。