パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

刺し身ざんまい

 5日連続で刺し身を食べた。

 

 1日目は、創作居酒屋のお昼のランチ(約1300円)に数切れついていた。新鮮で美味しかった。

 

 2日目は泊まった旅館の夕食のバイキング(2食付き2人一部屋1人分が8400円)にマグロの刺し身があった。

 

 3日目は、お昼に母がマグロの刺し身を魚屋で買ってきた。一パック500円程度なのだが、トロのような食感の部分もあり、新鮮。2日連続のマグロ。

 

 

 4日目は夫と二人で居酒屋に行き、刺盛り一人前を二人で分けた。1,100円で5種の刺し身が載っていた。鯛、イカ…。見た目も美しく美味しかった。

 

 5日目はスーパーで買ったカツオのお刺し身、398円。地元で獲れた魚で美味しい。10切れでこのお値段、あり得ない。ユーロ換算すると、、3ユーロ以下…。

 

 どれもこれもユーロに換算すると、安すぎる!!!、となってしまう。

 

 子供のころ、そして、大学生くらいまで、私は刺し身を食べなかった。男尊女卑家庭で育ったので、お父さんしか刺し身を食べていなかった。お父さんには豪華な刺し身があったが、お母さんもおばあちゃんも子供たちにも刺し身がなかった。私は時々魚屋に父のために買い物に行ったが、父が好きなヒラメは、30年、40年前の当時でも一皿一人前800円くらいした。

 

 刺し身を食べるようになったのは、社会人になってからだ。居酒屋や小料理屋、いけすのあるような割烹料理店で刺し身の味を覚えた。

 

 やっと刺し身が好きになったのに、海から離れたパリ、魚を生で食べる習慣のないヨーロッパに住むようになり、刺し身を食べる機会は少なくなった。

 

 パリにいたら、刺し身をこんなに食べることはなかった。5日連続のお刺し身!

 

 ああ、ありがたい。ありがたい。

【バイキングで私がいただいた料理。右中央がマグロ。サーモンやカツオのお寿司も(左上)。ただし、夫に軍隊(armée française)を思い出した、と言われてしまった....】