私がパリから日本まで持っていき、また、パリに持って帰ってきたCDを3つ紹介する。3つともライブアルバムだった。
1つ目、フランスのラッパー、MCソラーの「ル•トゥー•ドゥ•ラ•ケスチオン le tour de la question [2CD]」という1998年のライブアルバム。
1998年5月11日にパリのオランピア劇場であったライブを収録したもの。約一ヶ月半前、MCソラーのコンサートにパリで行ったばかりだったので、棚から引っ張り出して持って行った。昔、聞き込んだものの、最近は全然聞いていなかった。
私がMCソラーのCDを集めていた頃、MCソラーはレコード会社、Polydorレーベルと係争中で、最初の3枚のアルバムは売買できず、フランスのCD店でもMCソラーのCDを置いていなくて、中古品を探した。2021年に裁判が決着し、今ではなんと、このアルバムYouTubeでも聞ける。
日本で、友人の運転中の車の中でCDを入れさせてもらって、海辺をドライブしながら聞いた。ラップのライブ聞きながらドライブも悪くない。
2つ目、イギリスのロックミュージシャン、ポール・ウェラーの2018年のライブ・アルバム「アザー・アスペクツ - ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール [2CD+DVD]」 。
ポール・ウェラーが、2018年10月に行われたロンドンのザ・ロイヤル・フェスティバル・ホールでオーケストラをバックに行ったライヴ・コンサートを収めている。
このアルバムは最近の相当なお気に入り。美しい旋律の名曲たち。オーケストラの無駄のない上品な入り方も良く、シタール、インディアン•ヴァイオリンなど独特の音色の楽器演奏も入る。音楽性が高い素晴らしいアルバム。買って良かったー。
実家で天井から水漏れ、勝手に男性を部屋に入れられるーなど理不尽な出来事の数々に、ストレスを感じたり、怒りそうになったとき、落ち着くために聞いた。癒やされた。この同じ場所で思春期からずっとポール・ウェラーを聞いているのね。私の人生、ポール・ウェラーがいなかったら、もっと、大変だったかもしれない。
実家には、ラジカセとステレオがあって、CDを二箇所で聞けた。その意味では凄い!
そして、3つ目、同じくポール・ウェラーが2021年5月15日に英BBC交響楽団と共演した最新ライヴ・アルバム『オーケストレイテッド・ソングブック』。