パリ徒然草

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パリ近郊でHanami

 Hanami(花見)という言葉は、日本から輸入されてフランス語になっている。春のフランスで、在仏日本人だけでなく、フランス人、さまざまな外国人がHanamiを楽しんでいる。

 

 4月の日曜日。私もパリ近郊のソー公園にHanamiに行った。広大なソー公園。公園に入ってからも桜を目指して結構歩く。おお、鳥居が見えてきた。フランスの公園に鳥居。何か変な感じ。鳥居をくぐって中に入る。おお、桜が咲き誇っている。満開だ。

 

 そして、桜の木の下にたくさんのピクニックするグループ。寝転がってのんびりする人、持ってきた食べ物を食べる人、走り回る子供たち。皆思い思いに桜の中で、楽しんでいる。

 こちらの桜はピンク色の八重桜。日本のソメイヨシノとはちょっと違う。

 さらに、日本のように“花見酒”(俳句の季語でもあるのだが)はない。アルコールは誰も飲んでいない。フランスの公共の公園内は基本的に飲酒禁止である。

 

 

 ソー公園には、白い花の木(私には、桜か梅か見分けがつかない)の一画もある。フランス人の夫は、こちらの方が日本の花見の代名詞であるソメイヨシノの雰囲気に近いと、こっちが好きだと言った。こちらは、八重桜のスペースに比べて人も少なくてゆっくりできた。

 花だけでなく、緑も目に眩しい。

 

 ソー公園では、幾何学模様のフランス庭園やお城も楽しめる。