パリ徒然草

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マントン 変わらない美しい景色

 イタリアと国境を接する町、コート・ダジュールの最も東にある町、マントンにニースからバスで行った。

 

 書けば長くなるが、マントンは過去に2回ビーチ沿いのホテルにも滞在し、市庁舎のジャン・コクトーの結婚の間や海にせり出したジャン・コクトー美術館も何度か訪れたことがあり、ビーチ沿いで海を見ながら食事したこともあり、今回は、ロクブリュンヌの村に行きたかったのだが、モナコでバスを乗り間違って、結局、マントンに流れ着いたという感じだった。

【ビーチ沿いで食事する人たち】

 

 ロクブリュンヌ村行きのバスの便が少なく、夏の炎天下、歩いてロクブリュンヌ村まで登りたくなかったし、マントンに行って、列車で帰ろう、となった。

 

 写真のように美しい街である。のんびり旧市街を散策するのも楽しい。

 

 夏の炎天下、歩きたくないと言いながら、墓地近くまで歩いて登って、一枚目の写真を撮った。絶景。

 モナコを通ってきたわけだが、工事中のモナコの変貌ぶりと比べると、数年経って来ても、変わらない美しい景色を保っているという、静かな感動がある。

 

 そして、マントンのビーチで泳いだ。マントンには何度も来ている、と言ってもビーチで泳ぐのは初めて。遠浅で波の少ない砂浜のビーチ。このビーチは発見だった。

 そこで、ビーチで日光浴しながら、ジェラートを買って食べた。キャラメル、フランボワーズ、レモン味の3種類のジェラートだが、肝心のレモン味が2つのアイスに隠れてしまった。レモンがマントンの特産品なのである。