先週土曜日に行ったボーヴェの街について続きを書いておこう。ボーヴェの街は、第二次世界大戦で8割が破壊されてしまい、古い街並みはあまり残っていない。
大聖堂以外にも、サンテチエンヌ教会という教会があり、美しいステンドグラスが印象的だった。
その教会の中にあるピエタ(死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア)の像も趣きがあった。
見つけるのが難しかったが、最期の晩餐の絵画もあった。
教会のファサードの彫刻は、フランス革命時に切り取られている。
教会の前でヴァイオリンのコンサートがあっていて、人々が音楽の前に集まり静かに耳を傾けていた。
大聖堂のすぐ横には、2つのトンガリ帽が印象的な建物がある。その門をくぐるとオワーズ美術館がある。かつては司教館、県庁、裁判所として使われて来た。
中庭が美しい。
現在改装中で公開されていないが、60点程の絵画を見ることができた。
ボーヴェの街から約20キロのジェルブロワに住んだアンリ ド シダネルの絵画も2点あった。
【アンリ ド シダネル《月明かりの庭》1909-1910年】
ヴァロットンの絵画も印象的だ。
【フェリックス・ヴァロットン《オンフルールの眺め、朝》1912年】
【木組みの家。古い街並みはあまり残っていない】
【川沿いを歩くだけで心地よい】
ボーヴェ中心街から数キロメートル離れた場所に、かつてのハンセン病患者やペスト患者の療養所(maladrerie)がある。建物の公開はごく一部だが、公園として無料で公開されている。
【結婚のセレモニーが開催されるようで準備中だった】