ロクブリュンヌ、サンポール•ド•ヴァンス、サン•タニエス...。コート・ダジュールの村はそれなりに行っているつもりでいたが、今回初めて行った村がある。ラ• テュルビー(La Turbie)。。モナコの上の方にある村だ。行って見ると、うわ、な、なんだか、これってフランスに残る建造物の中でも古い方ではない?、凄い物ではない? と、思うものがあった。
ローマ帝国の初代皇帝、アウグストゥス(紀元前63年9月23日 - 紀元14年8月19日)のトロフィ。紀元前6年にアウグストゥスがこの地を征服した記念に建てられた。(しばしばブログなどに紀元前6世紀に建てられた、と書いてあるが、紀元前6年が正しい)。建築当初は頂上にアウグストゥスの像をいただく建造物だったという。
このトロフィーに登ることもでき、モナコやイタリアまでもが見渡せる。トロフィーの近くに博物館があり、この像が展示されている。
ラ•テュルビーは小さな村だが、街並みも可愛らしい。快晴の8月終わりの土曜日午前11時ごろ着いたが、エズ村やサン•ポール•ド•ヴァンスの喧騒と違って観光客も少なくひっそりしている。写真を撮るのも、歩き回るのも、新型コロナウイルスの時期でも、気兼ねなくできる。観光客が多いシーズンにこの地域を訪れた場合、お薦めの穴場である。
後で、ここに有名な2つ星レストランがあったと知って、食事しなかったことが残念だった。
行きはニースのVaubanバスターミナルから116番のバスで行った。帰りはZestバス(バスが小型)11番で、モナコまで行き、モナコで100番のバスに乗り換えた。モナコ経由の方が断然、車窓からモナコの絶景が楽しめた。
【小型のZestバス。ラ テュルビー発着】
ラ テュルビーのフランス語のサイト 遠景からトロフィーを見る写真が美しい。
https://www.ville-la-turbie.fr/