パリ徒然草

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塩風呂 悠久の人類史感じながらの贅沢

 今週のお題「おうち時間2021」

 

 塩風呂にハマっている。

 

 元々は、日本で良く売っているタイプの入浴剤を使っていた。例えば、それは、「○○の湯」のような商品だった。○○温泉までは、行けないけど、少しだけ、行った気分。

 

 だが、あるときから、それらの入浴剤をすべて切らし、フランスで売っているもので何とか、代用するようになった。


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【SABONのバスソルトとボディスクラブ。右から2番目のバスソルト、ラベンダーは使い終わって中身は他のメーカーのバスソルトが入っている】

 

 一時期はBIOのお店で買ったエッセンシャルオイルを数滴垂らしたり、干したみかんの皮を入れたりした。そして、なんとなく買ったのがSABONというメーカーのバスソルトイスラエルのブランドだ。お風呂に入れてみたら、気に入った。

 


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【SABONの店舗、今年1月。現在は新型コロナウイルスの影響で、閉まっていると思う。19日から再開かな】

 

 塩風呂は浴槽に20−30gくらいの天然塩またはバスソルトを入れて試すのがいいらしい。長湯は禁物、ぬるめの湯に10−20分程度入る。

 

 塩風呂に入ると肌がスーッとするし、汗をかくし、体の芯からホカホカ温まるし、体が浄化された気分になる。海の温泉を湯上がりしたときとどこか似た感覚になれるのだ。

 

  さらに、塩を浄化に使うのは、世界共通なのだとネットでいろいろ読んだり動画を見て、知った。日本でも葬儀や神社などで見かける「塩を用いた清め」は、イスラエルも同じだと知った。旧約聖書にも、新訳聖書にも「塩」についての記述がたくさん出てくる、と知った。

 

 私は特定の宗教に属してはいないが、宗教の知識や歴史を知るのは人類史として面白い。細部はさておき、悠久の人類の歴史を感じながら塩風呂に自宅で入っている。

 

 薔薇の花びらを浮かべることもある。お風呂で、静かな音楽を聴いたり、お風呂から見える窓の外のパリの屋根屋根や空を眺めたり。自画自賛だが、贅沢なおうち時間だ。f:id:clairefr:20210506221804j:image

 バスソルトでなくても天然塩を入れればいいらしい。

 死海に行ったことないけど、憧れる。Bioの店に1キロ20ユーロで「死海の塩」が売っていて、買うかどうか迷っている。1キロも買うと、万が一使ってみて合わなかったら、余るなあ。

 

 今のところ、SABONのバスソルトに加え、石鹸の専門店で買った100g3ユーロのいろんな香り付きのバスソルトを、試したりしている。

 

 昨日は子供の日で、日本では菖蒲湯に入る日だった。日本では、また、日本のお風呂の入り方があるだろう。


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【これは菖蒲では、なくてアイリス。菖蒲とアイリスは似ているけど、別の花】

 

 温泉行きたいなあ。お、この温泉(↓)なら、フランス国内だから、行けるんじゃない? ピレネー山脈の雪山眺めながらの温泉、いいねえ。

https://jp.france.fr/ja/pyrenees/list/melt-for-these-five-hot-springs-in-the-pyrenees/amp

 

 おっと、残念ながら、フランスでは、今は、新型コロナウイルスの影響で温泉施設は閉まっていた。5月19日からエステなどだけが再開、6月にしか温かいお湯にはつかれないのかな、という感じ(情報が錯綜してるので気になる方は各施設にお問い合わせください)。塩風呂に入りながらも、ネット上の写真(上のサイト↑)を見て、夢見ている。

 

 

 

参考

聖書の「塩」について解説したブログ

https://www.bfpj.org/know/teachingletter/?id=93

 

SABONについてのウィキペディア

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/SABON