パリ徒然草

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サント•マルグリット島  車もバイクも自転車もいない島 

 車の音が聞こえない。バイクの走る音も聞こえない(例えば、イタリアのシチリア島では、バイクの騒音に驚いたことがある)、道に自転車も一台も見ない。聞こえるのは蝉の鳴く声ばかり。フランスの町からたった15分でこんな場所があったのか。

 

 あったのである。映画祭の赤いカーペットで有名な南仏のカンヌ。あのカンヌから船で15分、レランス諸島(Îles de Lérins)の島の一つ、サント•マルグリット島 (Île Sainte-Marguerite)だ。

 

 私はカンヌには10回くらい来たというのに、今回始めてだった。

 

 サント•マルグリット島は、全長3.2キロメートル、周囲の長さが8キロメートルのカンヌ沖合に浮かぶ島。

 

 結果、良いところだった。おすすめだ。私が行ったことのあるフランスの島(他にフランスの島で行ったことがあるのは4島、コルシカ島には行ってない)の中では、一番良かった。特に自転車すら走っていないのが良かった。ビーチは砂浜ではなく、石ころのビーチ。

 

 泳いだのは3箇所。

 一箇所目。
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 波がなく静か、子供向き。魚も見れた。

 

 2箇所目。
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 遠浅でレジャーボートがたくさん停泊している付近。泳ぎながら顔を上げると島の上に、城が見えた。海中に顔の彫刻がある付近らしい。


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 2箇所目のこの場所には。船がアイスを売りにやってきた。

 

 

 そして、3箇所目。


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 透明度が高く、シュノーケルを付けて泳ぎ、魚もたくさん見た。今回の旅行で最長時間泳いだ。20分くらい。つまり、海水温度はだいぶ高くなり、寒がりの私でも海を楽しめるようになってきた。それにしても、7月、8月のコート・ダジュールの海でこんなに冷たかったのは初めて。

 


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 フェリー発着所に一番近い場所に、上の写真のようなビーチもあった。対岸はカンヌの町。最後にここで泳ごうと思いつつ、泳がず、遅くならないうちに帰った。

 


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 印象的だったのが松の木。
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 泳ぐだけじゃなく、松林の中を歩くのも気持ちの良い時間だった。松林の中は気温26度だった。

 


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 島のあちこちにテーブルと椅子のスポットがあって、過ごしやすい。


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 島には、食料品を買う場所はほぼない(レストランを一軒見かけた)ので、水や食べ物は持っていかなければならない。

 


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 往復のフェリーはこんな感じ。フェリー代金は1人往復15.5ユーロ。8月8日。マスク着用義務はあったが、衛生パスポートは必要なかった。


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【フェリーから見るカンヌ】