コルマールはかつて現在のドイツを中心とする神聖ローマ帝国自由都市であり、歴史ある街である。
17世紀後半、アルザス地方がドイツ圏からフランス王国に割譲され、コルマールはフランス領アルザスの一都市となった。普仏戦争でフランスがプロイセンに敗北した後、1871年アルザスはドイツ帝国に割譲され、コルマールはドイツ領となった。
1918年にフランスは再びコルマールを自国領に編入した。第二次世界大戦で1941年フランスがドイツに降伏すると、コルマールはドイツ国土の一部とされ、1942年にはドイツ国防軍がコルマールに進駐した。コルマールに連合軍が進駐したのは1945年2月である。(ウィキペディアより)
100年間で4回国籍が変わったという。
これだけドイツとフランスの両国間で揺れた地域であったにもかかわらず、コルマールは奇跡的に戦禍を逃れ、中世やルネサンス時代の古い町並みを残している。
運河の流れるエリア、ドイツ風の木組みの家、可愛らしいイラストの吊り看板、独特の色の石造りの教会....。
出窓が印象的なブフィスタの家(下↓の写真)は16世紀に建てられた。ジブリ作品「ハウルの動く城」に出てくる家のモデルにもなった。