パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

あまりにも美味しすぎる

 日本入国前の鬱が何だったのか、と言うほど、すべてが楽しくぶっ飛んだ日本滞在となっている。

 まず、すべてが美味しい。

 

 羽田空港で買って飛行機の中で食べた崎陽軒のシウマイ、ヒレカツサンド、助六寿司。手頃な値段なのに、とにかく美味い。

 

 

 翌朝の味噌汁、明太子、日本の厚釜の炊飯器で炊いたご飯、おでん、あり得ないほど美味い。あまりにも、美味しすぎて私は夫に「ごめんね。いつもパリで、こんなに美味しいご飯を作れなくて」と謝ってしまうほどだった。食材が違うのかもしれない。

 

 

 昼には老舗の店でうなぎを食べた。びと口食べたときに、頭の中でファンファーレが鳴り響いた。

 

 

 

 着いた翌日の夜に、至近距離で打ち上げ花火を見た。「なんで秋に花火が上がるの?」と夫が私に尋ねたので、「フランスからはるばる来た私たちを歓迎してくれているのよ」と言った。

 

 ぞの花火には、パリで上がるカトルジュジュイエの花火と違って音楽がついていなかったので、「変な音楽がついていないのがいい」と、フランス人の夫は絶賛していた。

 

 そして、縁側や床の間、障子やふすまのある日本家屋にいくつか行った。友人の家の縁側から見える庭に風情を感じた。

 

 

 

 稲荷神社にも2つ行った。

 

 

 2つの温泉にも行った。露天風呂から月と星空を見上げた。

 

 ああ、日本に帰ってきたのだなあ。

 

 バスの乗り方に時々あたふたしたりしつつも、日本滞在は、旅行ともどこか違っている。