パリ徒然草

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ミスドの山ぶどうスカッシュにハマったー日本にて

 13回日本を旅したことのあるフランス人夫に、日本で食べたい物を尋ねたらミスタードーナツのドーナツという答えが帰ってきた。

 

 お易い御用。ミスドに何度か行った。ポン・デ・リングフレンチクルーラーチョコ、おなじみのドーナツを食べた。

 

 そして、ある時、山ぶどうスカッシュを注文した。なんと198円。セルフサービスとはいえ、椅子に座ってテーブルで飲んで、このお値段である。昨日、円をユーロに替えたら1ユーロ=150円だった。ユーロ換算、198円は1.32ユーロ。1.3ユーロの炭酸ジュース、パリじゃ、あり得ない。思わず写真を撮る。

(余談だが、左のドーナツはエンゼル•フレンチ。夫に尋ねても、フレンチクルーラーやエンゼル•フレンチのようなお菓子をフランスで見たことがないそうである。なぜ、フレンチなのか。謎だ)

 

 

 私は炭酸ジュースをあまり飲んだことがない。コカ・コーラもあまり飲まない。母や小学校の家庭科の教師に、甘い炭酸ジュースはからだに悪い、と叩き込まれた(真偽のほどは分からない)。さらに、パリだとカフェで炭酸ジュースを頼むと4ユーロ(約600円)とかするので、カフェで炭酸ジュースはほとんど頼まない。

 

 そのせいだろうか、ソファーに座って飲む山ぶどうスカッシュがやたらと美味しく感じられた。甘すぎず爽やか。からだに悪いものを敢えて飲むのも、デカダン、退廃的に感じられていいのかもしれない。

 

 そして、日本滞在中、3回も山ぶどうスカッシュをミスドで飲んだ。最後にはドーナツが消え、山ぶどうスカッシュだけ飲んだ。ハマったー。こんな場所でデカダンを感じているのは、私だけかもしれないなあ。