パリ徒然草

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シャガール美術館 3時間以上滞在した

 夫に、このシャガールのステンドグラスを見せたくて、ニースのシャガール美術館に行った。

 

 夫は「シャガールの絵が好きじゃないから興味ない」と何度か行った。無理矢理連れて行ったようなものである。

 この美術館のコンサートホールのステンドグラスもシャガールの作品である。夫を連れて行くと、しばらくしてシャガールの映画が始まった。ニースは見どころも多いし、先を急ごうと促す私に、夫が「最後まで見せてくれ」と言い張った。

 右側の画面は映画の1場面。

 シャガールの絵画17点の連作から成る「聖書のメッセージ」も美しい色で見るのが楽しい。

 お腹が空いて、美術館の建物の前のオリーブの木のある庭でランチ。

 ニース風サラダとイタリア風サラダを頼んだ。

 結局、なんだかんだで、この美術館で3時間以上過ごしてしまった。それがとても心地良かった。

 

 この美術館は、1973年7月7日、ロシア出身のユダヤ人でフランス国籍を取得したシャガール87歳の誕生日に開館。シャガールが設計段階から参画した他にはない美術館である。連作「聖書のメッセージ」をシャガールがフランスに寄贈したことから、構想が始まった。