パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

ネグレスコホテル 凄〜い✨😍💫💖

 ネグレスコホテル内で撮影した写真。↑

手前で飛び跳ねているのは、あの女性芸術家、ニキ・ド・サンファルの作品です。私のネグレスコホテルに対するうわお~、の気持ちを体現してくれてる。

 

 ネグレスコホテルに数日前に行った。「泊まった」と言いたいところだが、お茶しただけである。

 

 ニースのプロムナード・デザングレ(イギリス人の散歩道)の中心部、ベ・デサンジュ(天使の湾)を飾るようにピンク色の屋根が際立っている。

 

 ホテルロビーを入ると、左手にversailleヴェルサイユと書かれた、サロンのようなバーがあった。

 す、凄い。ここはお城か、ベルサイユか?

  圧倒されている気持ちを隠して、黒いスーツのサービス係の男性に、フランス語で、お茶飲みたいのーと、にこやかに言った。にこやかな笑顔が返ってきて、2つの席を提案されたので、窓際に近い中央の席を選んだ。ゆったりとしたスペースである。

 

 夫が紅茶、私がコーヒーを注文。紅茶12ユーロ、コーヒー10ユーロ。凄い。カップも素敵ー。

 

 頼んでないのに、写真のような3段のお皿のアフタヌーンティースタンドに乗ったチョコレートたちがついてきた。このチョコレートたちが美味ー。3種類あって、アーモンドが入っていたり、ネグレスコと書かれた紙に包んであったり....。

 

 そしてコーヒーも今までの人生で飲んできた中で、何の飾りも衒いもなく書くが、一番美味しかった。

 

 お手洗いをお借りする際に、この空間↑を通りかかった。そこには、冒頭の写真のような、たくさんの美術品。

 ネグレスコホテル、あなどれない。凄ーい。ここは‘’美術館‘’である。パチパチパチー。

 

 ホテルとしての創業は1912年。創業110年を記念した写真展覧会がプロムナードデザングレで開催されていた。

 ベルエポック調の印象的なファサードは当時のままで、建物自体が歴史的建造物として指定されている。元々は建築主であるアンリ・ネグレスコの移動拠点と客人のもてなしを目的にしたもので、その「友人」の中にはあのロックフェラーもいたそう。

 館内の家具は全てオリジナルのハンドメイド、レプリカやコピーではない本物の絵画や調度品。つまり2枚目の写真のルーヴル美術館にもある絵も本物なんです!。

 

 1957年からこのホテルの経営を手がけ、威厳と格式を保ってきたのがオーナーとなったオジエ夫妻。世界各国の有名ホテルチェーンやあのビル・ゲイツからも買収の申し込みがあったらしいが、売らずに頑張ったマダム オジエも2019年にお亡くなりになった。

ネグレスコホテルに行こうと決めたアンジェで宿泊したホテル

https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2023/05/15/220932