パリ徒然草

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秋の嵐が到来 パリでも風速100km/h?

 フランスに秋の嵐が相次いで、やってきた。暴風雨セリーヌの次は暴風雨キアランだ。

 

 フランス気象庁(Météo France)は、11月1日夜から2日にかけて、新たな低気圧、暴風雨キアラン(Ciaran)がフランス北西部を襲う可能性があると警告している。
 今週、フランスでは強い突風が懸念されている。この 新しい低気圧は、11月1日水曜夜から2日木曜にかけてフランス北部と大西洋沿岸を襲うと予想されている。

 10月30日付のLaChaîne Météoは、キアラン"CIARAN"と命名されたこの低気圧が英仏海峡を通過し、"フランスの北部と西部に激しい暴風をもたらす"と警告している。

フランスの新聞ル・モンドによる、この暴風雨のブルターニュYou Tube動画

https://youtu.be/UVEGGHxBHQA?si=mv5hCuoKpFD6Xk1s

 

 私はノルマンディー地域圏のル・アーブルへの一人旅を11月2日早朝から予定していたが、昨日、テレビのニュースや天気予報を見て、取りやめた。購入していた切符もキャンセルした。

 ル・アーブルのアンドレ・マルロー美術館に行こうと思っていたが、美術館は海のそばにある。フランス気象庁も沿岸に近づかないよう、呼びかけていた。

【2021年1月ル・アーブルに宿泊したとき、レンタルしたアパートのテラスから見た日の出】

【上の2枚の写真はル・アーブルのアンドレ・マルロー美術館。海沿いにある。前回行った時、コロナのため閉館中だった。印象派の作品をじっくり見ようと思ったのに…】 

 

 では、パリはどうなのか。パリ市のサイトが詳しい。パリ市は、この嵐のため公園や墓地を閉めると発表。

https://www.paris.fr/pages/risque-de-vents-violents-a-paris-25294

 

 訳すると、1日から2日にかけての真夜中前には風速が70〜80km/hに達する見込みです。降雨量の蓄積は 1 ~ 5 mm、局地的には 5 ~ 10 mm になります。
 2日木曜は強い突風が予想されます。
 キアランの雨は夜半にこの地域全体に降り注ぐでしょう。早朝まで時々激しい雨が降るでしょう。小康状態の後、午後にはにわか雨が再開しますが、雨はかなり弱くなり、散在するでしょう。 24時間の総雨量は5~10mmに達し、にわか雨の強さに応じて局地的には10~15mmに達すると予想されます。
 南東では時速60キロから80キロの突風が予想されています。深夜から早朝にかけてのにわか雨では時速60~90kmの速度が上がり、パリ地方(特に78と95)では最高速度100~110km/hに達します。午後には時速60~80kmに弱まり、午後の終わりには時速50~70kmになるが、土砂降りの場合は数回の突風を除いて時速80kmに達する。

 推奨
◯できる限り家から出ないようにしましょう。
◯旅行する必要がある場合は十分に注意してください。
◯木の下を運転しないでください。
ブローニュの森ヴァンセンヌでの散歩は避けてください。
◯大雨の場合は地下室には行かないでください。

☆☆☆

  なんか、凄いですね。これを読んでいたら怖くなって、窓枠の隙間に緩衝材を入れました。