コンフィヌモン(外出制限令)中に、ポスターを見て気になっていた映画があった。
「les Parfums」。エマニュエル•ドボス主演。
【街中で見かけたポスター】
この女優さんを見ると、自分の叔母さんを思い出す。この女優さんがフランス人の思う1番の美人と聞いて、こういう人をフランス人は美人と思うのか、美の基準ってお国柄ある気がする、と思った。私自身も、この女優さんを見るのが好きだ。気品が漂っていて、どこか可愛らしい気がする。映画を見る基準というのは、私の場合、俳優さんが好感度が高い、という言葉ではうまく説明できない不思議なファクターで選ばれている。
それに、あまり重くない映画みたいだ。コンフィヌモン後、初めて見る映画にぴったりだと、思った。
ストーリーを少し紹介すると、ハイヤーの運転手のギヨームは、離婚調停中で、たくさん稼がないと、娘の共同親権が得られない状況。頑張って働いている。
ある日、ギヨームが迎えに行った女性アンヌ(エマニュエル•ドボス演じる)は横柄な態度。車の中では、タバコは吸うな、とタバコを捨てられ、着いたホテルでシーツ取り換えまで手伝わされる。彼女は有名な調香師だった。
2人が出会い、お互い学び合う感じが良かった。飽きさせないし、良くまとまっていて鑑賞後も爽やかな気持ちになった。
なかなか知れない調香師の世界が面白かった。アンヌは新しい香水を作りたいと野望をもっているという設定だが、むしろ観光用の洞窟復元や高級ブランドの革製品の匂いを良くする仕事など、調香師ってこんな仕事もあるのねーって発見でもあった。
やっぱり映画はいいですね。
ちなみに、映画館の入口は新型コロナウイルスの影響でこんな感じ。
【人がすれ違わないよう矢印がある】
【チケット売り場も、1メートル以上間隔を開けるよう線が引いてある】
【入口にアルコールジェルがあり、マスクをしましょう、などの表示がある】
観客は客席全体の10分の1程度。30人程度だった。