パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

マルセイユで食べたスープ ド ポワソン

 南仏マルセイユは郷土料理ブイヤベースで知られている。魚を何種類も使った料理だ。が、しかし、ブイヤベースは高額だし、どのレストランでも食べられるというものでもない。

 ブイヤベースと作り方が似ているスープ ド ポワソン(Soupe de poisson ,
魚のスープ)であれば、マルセイユのレストランでは、前菜としてメニューの中に入っていることも多い。私はマルセイユに行くと最低でも一回は食べる。パリだとスープ ド ポワソンですら、多くのレストランで食べられるわけではない。

  スープ ド ポワソンは、魚介のアラと香味野菜を炒め、ハーブとともに煮込み、すべてすりつぶして裏漉しするので、濃度が高く、飲むというより食べるスープ。魚の旨味がギュッと詰まって美味しい。クルトンと、ニンニク、赤唐辛子、卵黄などから作られるルイユソースをスープに浮かべ、浸しながら食べる。お店によっては削ったチーズが一緒に出てくることもあった。

 4月12日、マルセイユのビストロCafé du Tailleurでランチの前菜で、スープ ド ポワソンをいただいた。

 この一品で大満足。スープと言っても濃いのでお腹いっぱいになる。

 が、この後に、メインデッシュの魚料理が来た。

 こちらの魚も新鮮で美味しく、見た目もきれい。ちなみに前菜とメインデッシュで17.5ユーロ。デザートをつけても21ユーロとお値段も良心的。

 以下の写真は夫が頼んだ前菜(ポワローねぎのサラダ)とメインデッシュ(豚肉料理とマッシュドポテト)。

 こちらがその日のメニュー表。

 木でできたアール・ヌーヴォー風のお店の内装も面白くつい、写真を撮った。

 ネットでスープ ド ポワソンの作り方を調べた。素晴らしいレシピだが、これを作るのは結構、大変そう。レストランで食べることができて、ありがたい。

https://latable.tokyo/soupe-de-poisson

Café du Tailleur
92 Rue Grignan, 13001 Marseille