【ピエール•エルメのガレット•デ•ロワ】
ガレット•デ•ロワというお菓子が1月のパリのパン屋さん、お菓子屋さん、スーパーなどに並んでいる。折りパイにフランジパーヌ(アーモンドクリーム)が入ったパイ菓子で、中にフェーヴ(fève、ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っている。
もともとはキリスト教のエピファニー(公現祭、1月6日)に食べるフランスの伝統菓子だった。今では1月の約1ヶ月間見かける。フランス人にとってはこれを食べないと新年を迎えた気分にならないというほど大事なお菓子。
大きなホールを職場や家庭で切り分けて食べ、フェーヴが入っていた人は、紙で作った王冠をかぶる。だから、ホールでガレット•デ•ロワを買うと、紙製の王冠がついてくる。
【ジャン•ポール•エヴァンのガレット•デ•ロワ。右の3人用には王冠がついている】
私は大きなホールは買わず、おひとりさま用ばかり買った。今年は、3種類のガレット•デ•ロワを食べた。
1,ジャン•ポール•エヴァン
言わずと知れた高級チョコレートのお店。去年美味しかったので、今年は、おひとりさま用を2個買った。ブラックチョコレート、アーモンドクリーム、マンダリンのマーマレードが入っている。私の記憶では去年はチョコレートは入っていたが、柑橘系は感じなかった。美味しくいただいた。1人用は一個7.2ユーロ。
【1人用にはフェーヴは入っていないが、保管していた過去のフェーヴを中に隠して、遊ぶんだ】
このようにチョコレートがしっかり入っている。
2,フレデリック・ラロスFrédéric Lalos
Mof(国家最優秀職人章)のパン職人、フレデリック・ラロスさんのパン屋さんのガレット•デ•ロワ。
フランジパーヌが入っている伝統の味。生地がサクサクして、美味しかった。買ってすぐ通りで、クロワッサンを食べるように食べてしまった。7.9ユーロ。
3,ピエール•エルメ
ここ数年食べている定番。相変わらず美味しい。去年と変わらず美味しい。
このときも1人用を2個購入。オースドックスなフランジパーヌが入っているタイプで美味しい。1個6.9ユーロ。
この3つ、甲乙付け難い。